#29:【全般】ウォーミングアップ虎の巻【コラム】
ぴこと申します。
本日もブログを見に来てくださり、まことにありがとうございます。
先週書いたこちらの記事について、今までにないくらい多くの反響を頂いています。
嬉しいことです、ありがとうございます。
近い年齢の音ゲーマーの方々からも「未だに上達しているよ!」という声を多数いただきました。
BPLでも同世代の方が多数活躍されていますし、人生まだまだこれからですね。私も頑張ります!
さて、先週「音ゲーとの向き合い方」を考えてみたのですが、今週は少し実践寄りの話をさせていただきます。
ズバリ、「音ゲーをするときのウォーミングアップ」についてです。
ウォーミングアップという単語はスポーツの場面でよく聞くことがあるかと思うのですが、いわゆる「準備運動」のことですね(not曲名)。
ケガを防ぐため、また本番の運動に向けて身体を暖めたりするために行う運動のことを指します。
今回は「音ゲーをするときのウォーミングアップ」についてのお話なので、通常の運動に対する準備運動とは少し意味合いが違ってきます(DDRをやる方は足のストレッチをした方が良いだとか、手を多く使う音ゲーをする場合は手首の柔軟をした方が良いなど、共通点はあるかと思いますが…)。
しかも私は特に医学的な知識があるわけではありませんので、ここで「こういう運動をしたらここの筋肉が温まって記録が伸びるよ」的なことをアドバイスできるわけではありません。迂闊なことを言って医学的に間違っていたら大問題ですし…w
なので今回はどちらかというと「音ゲーで成果を出すために身体を慣らす」という目線で、今までのプレイや大会参加歴から「その日の頭にどういう曲をプレイして慣らしていったらよいか」を考えてみたいと思います。
・音ゲー的ウォーミングアップとは?
たとえば「今日はこのレベル帯を頑張ろう」と思っているとき。クリア狙いでもスコア狙いでも良いです。「やろうと思っている楽曲よりBPM20~30程度、かつレベルが1~2程度低い楽曲」を選ぶと良いかと思います。プレイするレベル帯自体が決まっていないときは、自分ができる最上位レベル付近を基準に考えてみると良いでしょう。
たとえばIIDXで☆12のクリアを狙いたい!となった場合は、もう少しBPMの遅い☆10~11をプレイしていきます。ボルテでLv.18のSを狙いたい!となった場合は、Lv.16~17のスコアを狙ってみると良いです。
それが出来たら、少しずつ目的のBPM帯、レベル帯に近づけていきます。3段階ないしは4段階くらいに分けられると理想です。
このあたりは多くの方が似た感覚を持っているのではないかと思っています。いきなり難しすぎるのをやっても太刀打ちできないし、かと言って簡単すぎる楽曲をやっても全然身体が暖まりませんので。
ここでやっておきたいのは、「少しハードルを上げる」ということ。ボルテでLv.18のSを狙う方がLv.16をプレイしたら、身体が動いていなくとも普通にやればSは出るかと思います。なので例えば「995以上を狙う」とか「UCを狙う」とか、少し負荷の高い記録を狙います。狙うことが重要なので、達成できなくても構いません。
音ゲーで記録を出すには「身体」の部分もそうですが「脳」の部分も活性化していないといけない、と考えています。なのでこの部分を覚醒状態に持っていくためにハードルを上げる、いわば「集中力が必要となるシチュエーションを作る」ということをやってあげています。
言葉を選ばずにわかりやすく言うと「なぁなぁでやらない」というような感じですかね。準備運動にも本気で!
私はよくウォーミングアップ時に、トリッキーなリズムやズレハネ要素のある譜面を選んでいます。先ほど言った「脳が活性していないと出来ない」タイプの譜面だからです。
また、ウォーミングアップというよりは身体を暖める意味合いが強いですが、他の機種を取り入れるという手もあります。具体的には全身運動をする機種、DDRやドラムマニアあたりが良いですね。
・おいそぎの方向けウォーミングアップ
とはいえ、上記みたいなことを毎日やってられない!という方もいますよね。
具体的には「プレイする時間が限られている中で成果を多く出したい」「ウォーミングアップが満足に出来ない大会のような場で、すぐに身体を万全の状態にしたい」と考えている方向けです。
私もそういう場は少なからず経験してきており、どちらかというと「強制的に」身体を慣らすということをしてきたこともあります。
そういうときにやっていたのは、ズバリ「BPMの速い、高難易度楽曲をプレイする」ことです。単純な話ですが、これが一番身体が暖まります。ゲーセンに来て早々、ギタフリではエレクリをやったり、ボルテではバンギンをやったり…。
もちろん先ほども述べたとおり、最初にやる1回は全然記録が出ません。ですが、ここではあえて、それでも同じようにプレイし続けます。記録を出すのは後にする、と割り切って、身体を暖めることだけにこういった楽曲を利用するイメージです。
今までの体感では、やり始めて3曲目くらいで効果が実感できています。2クレ程度やり終わる頃には、もう十分に身体が暖まっているはずです。
ですが、このウォーミングアップには相応に負荷がかかることをご理解ください。準備運動なしでいきなり全力ダッシュを始めるのと同じような感じなので。
これをスタンダードにしてしまうと手や足を痛めてしまう可能性がありますので、身体のためにも、出来ればゆっくり慣らしていくようにしましょう。
・クーリングダウンも同じくらい重要である
意外と出来ているプレイヤーが少ないと感じることなのですが、ウォーミングアップをするのなら、その逆であるクーリングダウンもやるべきです。運動が終わった後にするケアのことですね。
音ゲーを頑張った後は腕などに疲労が溜まっていますので、使った筋肉を揉んだり、ゆっくりお風呂に入ったり、湿布を貼ってあげたりすると良いでしょう。きちんと栄養補給するのも重要です。
私は最近年齢とともにこの「疲労度の残り具合」が変わってきました。たびたび銭湯に行ったり、湿布を腕やら肩やらにベタベタ貼ったりしています。
もしかしたら年齢で影響が出る一番の部分かもしれません…。
いかがでしたでしょうか。この「その日の最初に何をプレイするか問題」は人によって色々あるかと思いますが、私はおおよそ上記のようなことを考えながらプレイをしています。
時間があるときはじっくり慣らしてから高難易度に挑みますし、KACの限られたウォーミングアップ時間ではあえていきなりBPMの速い曲から突っ込むこともあります(目的次第ですね)。
そしてここ最近は特にアフターケアの部分が重要だな、とも感じています。今のところはお風呂がかなり効果的だなと感じているのですが、整体とかも行ってみようかな…。
KACも控えていることですし、今日の記事を読んでより多くの音ゲーマーの方が適切なウォーミングアップを行い、少しでも納得のいく結果に近づけられればと思っています。
【今日のまとめ】
・ウォーミングアップは狙う楽曲手前のレベル、BPM帯からスタート!
・一気に高BPM高難易度をプレイして、無理やり暖める手法もある
・プレイし終わった後は、しっかりとケアもしてあげましょう
ありがとうございました。