#33:【SDVX】苦手なりにソフランと向き合うには【攻略】
ぴこと申します。
本日もブログを見に来てくださり、まことにありがとうございます。
以前本ブログでも告知した「夏の音ゲー大相談会」という企画についてですが、多数のご質問を頂きました!ありがとうございました。
各機種のスペシャリストに音ゲーに関するお悩みや気になる事について答えてもらう、という企画となっているのですが、先日、主催のやまそうさんのブログにて頂いた質問と回答をまとめた記事がアップされました!(やまそうさん、取りまとめありがとうございます!)
私もいくつか頂いた質問に答えていますので、ぜひ気になる方はチェックしてみてください!
さて、今回、上記記事の中で、「ソフランなどで低速がうまく捌けない」といった旨のご質問を頂戴しました。
答えるにあたって、そういえばボルテのソフラン曲って、今までけっこうあの手この手でどうにかモノにしてきたな…と思いまして、もう少し、私のブログにて詳しく記載しておこうと考えました。
元々私はどの音ゲーでもソフラン(特に低速レーンで譜面を捌くこと)が苦手です。ポップン始めたての頃はそもそもあまりそういった楽曲が収録されていませんでしたし(パーカッシヴとかはありましたが)、メインでやっているギタドラやノスタルジアは、楽曲のBPMが変化してもレーンスピードに変化はありません。
たまにレーンスピードが著しく遅くなっても普段と同じような精度を保てている方がいらっしゃいますが、本当にすごい技術だと思います。
しかも、ボルテに限った話で言えば、レーンが奥から手前に流れてくる、その傾きがコロコロ変わるというゲーム性の関係で、目線を下げてハイスピに耐える(いわゆる「まぶたサドゥン」と呼ばれる技術)というのが難しくなってしまっています。
そういった環境もあって、私は今までボルテのソフラン楽曲については、低速が苦手なりにいろんな解決策を講じてきました。
そのおかげでどうにか「苦手ではない」レベルに達せているかなと思うので、本日は「ソフラン苦手マンがどうやってソフラン曲を攻略していったか」ということを書いていきたいと思います。
いくつか手順はありますが、だいたい以下のようなことをやっています。
・ギアチェン(ハイスピ変更)を出来ないか考えてみる
・遅いほうではなく、速いほうを我慢する
・音を聴いて、リズムで押すことを心がける
順番に、楽曲の例を挙げながら説明していきます。
・ギアチェン(ハイスピ変更)を出来ないか考えてみる
ボルテにおいてハイスピード設定は「STARTボタン+アナログデバイス」にて調整することが可能ですが、なんとか適正スピードで捌く時間を多くできないか、まずはこれを基準にして考えます。
例えば「Preserved Valkyria」については、前半の24分階段地帯が終わってつまみを回してから、次のFXを押すまでの2拍の間に急いでハイスピを下げます。(画像左)
もう少し無茶な例で言うと「U.N.オーエンは彼女なのか?haru_naba Remix」。こちらは右手を両ロングで拘束されている状態なので、左手の親指をスタートボタンに置きつつ、小指を左つまみに伸ばして無理やりハイスピを下げています。(画像右)
いずれも、直前につまみを回している(=手がつまみに置いてある)状態なので、あとはスタートボタン周りの動きだけ急げば、これくらいの猶予でもなんとかギアチェンは間に合います。
・遅いほうではなく、速いほうを我慢する
とはいえ、ギアチェンが採用できなさそうな場面はあります。譜面が休みなく降ってきて、上記のようにギアチェンを行えるほどの空白が存在しない場合。
こういった場合は、まず「遅いほうではなく、速いほうを我慢する」というアプローチで考えています。
例えば「冥天・ヘメロカリス」は、曲後半でBPMが180から230に上がります。ただしBPM230地帯のほうが短い(15秒程度)なので、ある程度動きを覚えてしまってBPM180合わせにすることで解決しました。
私のレーンスピード適正は6.80くらいなので、ヘメロカリスの高速はそのまま突入するとレーンスピード8.70くらいになりますが、たびたび来る直角つまみがどっちの方向からスタートなのか、ということだけ覚えておけば(最悪多少鍵盤をこぼしたとしても)大事故になることはありません。
他にも、「VERSUS!」「トラウィスカルパンテクートリ」などの楽曲でもこういった手法を採用しています。特にトラウィスのほうは曲の半分くらいが高速ですが、それでも低速の密度のほうが濃いので、速いほうを耐える選択肢を取りました。
私はおよそ8.00くらいのレーンスピードまでならギリギリ耐えられることが経験で分かっているので、まずはBPMの速いほうに適正を合わせて、プレイして慣れていきながら限界を超えない程度に調整する(上げていく)…といった感じでプレイしています。
自分がどのハイスピまで耐えられるのか?を先に知っておくと効果的です。
・音を聴いて、リズムで押すことを心がける
上記の2ついずれも通用せず、仕方なく遅いレーンスピードの状態で譜面を捌く場面で意識することが上の「リズム押し」です。
まずこの「遅いレーンスピードを耐える」ほうを選ぶのには基準がありまして、基本的には「BPMが遅い時間が短い」「BPMが速い時間が長すぎて覚えきれない」ような楽曲のときには、仕方なく遅いレーンスピードの状態で捌くことを採用しています。
例で挙げると、「Fox4-Raize-」や「ENDYMION」などでは、流石に遅いほうを耐えるしかありませんでした。
とはいえ、遅いレーンスピードの状態では譜面の見た目が詰まっており、思うように手が動きません。
その場合はあまり譜面を見すぎるのではなく、頭の中でしっかり拍を取りながらリズム通りに押すことを心がけます。
ボーカル合わせ、後ろで鳴っているキック合わせなど、曲の一部に合わせるのも有効ですし、目押し派の場合は小節線や拍頭を集合場所にするのも良いと思います。とにかく、視覚情報以外の基準を作るということです!
・実例、まとめ
最後に、以上を踏まえて、ボルテ屈指のソフラン楽曲である「混乱少女♥そふらんちゃん!!」「超☆超☆光☆速☆出☆前☆最☆速!!!スピード★スター★かなで」の2曲に対する私の解答をお伝えします。
まずそふらんちゃんについては、ハイスピ4.0でスタートします。いきなりBPM230なので適正よりだいぶ高速ですが、耐えます。その後のBPM153地帯がまともに捌ける速度でないと厳しいので。
しばらくはそのままハイスピ4.0で譜面を捌いていきますが、BPMが度々遅くなる部分は先ほどの「リズム押し」を多用します。特にBPM59地帯(メトロノームが役に立たないところ)が大変難しいですが、ななひらさんのボーカルに合わせて押すとうまく行きやすいです。
その後、BPM32から急激にBPM210に上がりますが、そのまま4.0で突っ込みます(人によってはここでギアチェンをするようですが、私はあまり安定しませんでした)。そして耐えます。
その後最高速地帯を迎えますが、4.0のままでは速すぎるのでここでギアチェンします!ちょうど青つまみを触っている状態なので、右手をスタートボタンに持っていけばOK。
最高速はBPM259なので適正からするとハイスピ2.5程度が丁度いいのですが、その後にBPMが159に戻ることを考えると下げ過ぎてしまってはそちらが捌けなくなる…ということで、3.0~3.2くらいになるように調整しています。
あとは最後まで高速に耐えたり、リズム押しなどを多用しつつ頑張るのみ!(耐えてばっかりですね…)
スピードスターかなでの方については、まずBPM500適正に合わせておきます(1.4くらい)。最初の低速はやっぱりななひらさんボーカル合わせ。
BPM500地帯は適正なので問題なく捌けますが、その後、冥のごとく徐々に加速していき、BPM999地帯を迎えます。さて、どこでギアチェンをするのが良いでしょうか…
正解はここ!
ここの青つまみの直後にギアチェンを行っています。左手は青つまみを左方向に回し続けながら、Cロングを押していた右手をスタートボタンに持っていくイメージ。かなり猶予は短いですが、直前につまみがあるのが救いでした。ボブ・四万十川の良心かもしれません。
だいたいハイスピが1.4から0.7~0.8になれば成功です。それ以外になったら耐えるしかありません…
その後はBPM999地帯を捌きます。ラストに低速がありますが、そちらもボーカル合わせです。1打目が一番難しいので、そこだけは集中して目押し!
以上、「あの手この手でソフラン曲を攻略する」の実例です。
このような形で、低速で捌くのが苦手なりに色々とやれることはあった、というお話でした。
ソフラン楽曲は難しいのでやはり敬遠されがちな印象もあるのですが、むしろ出来てしまえば武器にもなりますし、自信にも繋がるので、普段やらない方もたまにはソフランと向き合ってみてはいかがでしょうか。
私も現在進行形で船酔いやショックウェーブを攻略中です。
【今日のまとめ】
・低速が苦手なら、常にギアチェンのスキを伺いつつプレイする
・ギアチェンが無理なら、高速を耐える方向で考える
・低速を強いられるときは、目押しではなくリズムで押す
ありがとうございました。