ぴこ師匠の音ゲーばなし

音ゲーに関する知識や雑学などを皆さまにお伝えするブログです。

#65:【BPLS2】レギュラーステージ第12試合:SUPERNOVA Tohoku vs レジャーランド【SDVX】

ぴこと申します。

本日もブログを見に来てくださり、まことにありがとうございます。

 

 

※試合のネタバレを含みますので、ぜひ放送を見た後に本記事をご覧ください!

 

 

BPLS2 SDVX部門、私が所属するレジャーランドのレギュラーステージ リーグ戦3試合目が1/11(水)、配信されました。

本記事はこの試合に向けての対策や選曲理由、考えていたことなどについて触れていきます。いつもの記事に比べてかなり長文になりますので、お時間ある時に是非!

 

 

他のチームメイトの試合についても触れていきますが、詳しいことは本人が別途ブログの記事で語ってくれますので、自分の試合を中心に触れさせていただく形になります!

ぜひ24KW選手PNT*EEB選手の記事の公開もお楽しみに!

 

 

・前回までのあらすじ、本番に向けた対策

ここまで2連勝中のレジャーランド、レギュラーステージの通過に向けてかなり順調です。

以下は2試合が終わった段階でのRリーグ戦の順位表になります。

 

 

レジャーランドとしてはこの時点で「引き分け以上でRリーグ1位が確定、負けたとしてもSUPERNOVA Tohokuとの3試合目の点差が6pt差以内であれば2位以上が確定」となっていました。

負けの場合に何pt以上獲得すればRリーグ1位になれるかはSILKHAT vs ROUND1の結果によるため、とにかく少しでも多くのptを取りたい、といったような状況です。

 

レギュラーステージの最終的な順位はこのリーグ戦ではなくLリーグとRリーグが組み合わさるインターリーグの1試合のみで決定します。

リーグ戦で良い順位をおさめておくことで、インターリーグの結果によって得られるポイント数が変わってきます(下表)。

 

 

また、この時点でのチームレジャーランドの残コストは以下の通りです。

大将戦出場に必要なコストは70ですので、3人とも大将戦への出場が可能となります。

 

第12試合の相手は、前節の試合で勝利し勢いに乗っているSUPERNOVA Tohokuチーム。

平均年齢がレジャーランドと5歳くらい違うチームです。(私が平均年齢を爆上げしており申し訳ありません…)

 

まずは相手のオーダーについて。

KIK選手は残コスト的に大将で出場することがない、かつROUND1戦中堅NOTESLEON選手TORIDE選手が担当していたことから、先鋒KIK選手、中堅LEON選手・TORIDE選手の組み合わせになるだろう、と踏んでいました。

あとは大将について、LEON選手TORIDE選手のどちらが担当することになるのかは正直不明だったのですが、ランキングの更新を見る限りTORIDE選手の可能性が高そう、と考えていました。

結果的にはドンピシャだったな、と思います。

 

続いて、それを踏まえた上での自チームのオーダーについて。今回、大将戦のテーマがTRICKYということもあり3名ともある程度得意ではあったのですが、3人で対策を重ねた結果いちばん苦手曲の少ない24KW選手が大将戦を務めることになりました。

中堅戦のテーマはNOTES。115譜面もあり対策が大変、かつSUPERNOVA TohokuチームはROUND1戦で既に経験しているジャンルです。ここはLv.17の精度に自信がある私PICOLTEXが出場することに。

またMEGAMIX BATTLEに慣れているPNT*EEB選手を引き続き先鋒戦に出てもらうことに(相手がKIK選手読みだったこともありましたので、ここはぜひPNT*EEB選手に担当してほしいという思いがありました)。あとは中堅戦のもう1人の枠を24KW選手PNT*EEB選手どちらにするか考えました。

TRICKYの課題曲数が少なかったこともあり中堅NOTESの対策も間に合いそうだったことと、大将戦の前に中堅戦で手を暖めてもらった方が良いだろうということを鑑みて、24KW選手が出場することに決まりました。

 

私はこの第12試合については中堅戦のみに出場するという形でしたが、対策譜面数は115譜面から飛んでこないことが確定している「ピアノ独奏無言歌"灰燼"」を除いた全114譜面。前の2試合に比べて対策する量は比較的少なかったため、1曲1曲の精度を上げることに注力しました。

 

 

・先鋒戦 メガミックスバトル(Lv.17-18)

KIK vs PNT*EEB

 

選曲:

KIK

PNT*EEB

 

試合結果:

KIK 0pt - 3pt PNT*EEB

 

先鋒戦は我らが切り込み隊長、PNT*EEB選手SILKHAT戦では見事な逆転勝利をおさめてくれました!

ライバルでもあり、親友でもある2名の選手の対決。長年、お互いに意識しているプレイヤーがBPL会場で相まみえるというのは本当に感動的ですね・・・!!

 

レギュラーステージ期間中は一度選曲した楽曲を再度投げられないというルールがあるため、既に2戦を先鋒戦メガミックスバトルで戦っている両者はある程度武器曲を封じられた状態。

ただお互いに得意・苦手ジャンルが分かっている状態だったので選曲は割とすんなり決まったとPNT*EEB選手は言っていました。

 

試合は前半からPNT*EEB選手が先行。鮮やかに相手のEXCEED GEARを返していくさまは本当に緊張を感じさせないプレイでした。特にΣmbryØ(EXH)のパートでKIK選手EXCEED GEAR Lv.3を返したのが非常に大きかったですね・・・!!

そのまま逃げ切りで勝利しましたが、KIK選手のほうも最後のNEO TREASONで相手の選曲ながらポイントを稼いでいたりと、本当に熱い試合でした・・・!

 

 

・中堅戦 タッグバトル(Lv.17)

テーマ:NOTES

LEON, TORIDE vs 24KW, PICOLTEX

 

選曲:

LEON, TORIDE

 

24KW, PICOLTEX

 

試合結果:

LEON, TORIDE 2pt - 2pt 24KW, PICOLTEX

 

・中堅戦 相手選曲について

2 MINUTES FIGHTERS / P*Light

エフェクター:月刊♦マシーン

BPM:203

TOTAL CHAIN:2061

内訳:CHIP 821、LONG 440、VOL 800

MAXスコア:6585(2人で13170)

 

かなり地力寄りの譜面でしたね。想定していた範囲内の選曲ではありましたし、IIIからやってきていた譜面ではあるため忘れていたということはなかったのですが・・・。

この時、実は個人賞の「PUCスター」のことがなんとなく頭に引っかかっており、かなりプレイ中にPUCを狙いに行こうとしてしまいました。

(PUCを狙いにいくこと自体は失点を抑えるという観点で悪くはないのですが、脳のリソースをそちらに割きすぎてしまったということですね)

 

「あんまり上手くS-CRICITAL取りに行けてないな」という感覚を持ちつつ、そのまま最後まで完走してしまったような感じです。CRITICAL29個は正直出し過ぎだったので、もう少し判定を合わせにいく、ということを曲中にもっと意識すべきだったな・・・と反省しました。

とはいえ、相手のお二方の仕上がり具合もお見事でした!かゆいところを突かれた感覚でしたし、特にTORIDE選手が本番で出したMAX-13は非常に高いスコアでしたね・・・!!

 

 

・中堅戦 自選曲について

POSSESSION(Gowrock Remix) / Gowrock

エフェクター:dj strachen

BPM:158

TOTAL CHAIN:1462

内訳:CHIP 661、LONG 416、VOL 660

MAXスコア:5318(2人で10636)

 

ここでの選曲はけっこう悩みました。テーマがNOTESということで、前回のPEAKに比べてそこまで尖った譜面が多くなく、純粋な鍵盤をS-CRITICALで取り切る力(と本番力)が求められる場面でした。

そういった意味で対戦相手のLEON選手TORIDE選手は超強敵だったので、生半可な楽曲を投げてしまっては返される可能性がありそうと考えていました。

 

提出期限間際までかなり選曲候補が多くあったのですが、最終的にPOSSESSION(Gowrock Remix)を投げる一番の決め手になったのは「1クレ目の1曲目にやっても安定した高スコアを出せる」というところでした!

前回のSILKHAT戦で不安要素のある楽曲はやめておいた方が良い、ということを学びましたので…。

(他にも癖の強くない譜面のほうがそこまで入念に対策されていないのではないかという読みや、DDR楽曲のリミックスということでBPLのDDR部門に向けた餞的な意味合いも含んでおりました。ポーズはTAGさんリスペクトです。)

 

練習期間中はだいたいMAX-10程度を安定して出していたのですが、本番はMAX-7と上出来のスコアが出せました!最初のほうは少し緊張していたのですが、曲後半に進むにつれてブーストがかかってきました。

24KW選手のほうもMAX-6という高スコアを出していたため、ワンツーフィニッシュを決められました。

 

直前の第11試合の結果でSILKHATが獲得したpt数は8だったので、この時点でレジャーランドは総獲得ptでSILKHATを上回る結果に。すなわち、Rリーグの1位通過が確定したことになります。ヤッター!!

個人的にも中堅戦で勝利をおさめるのはROUND1戦ぶりだったので、かなりホッとした覚えがあります。

 

 

 

・大将戦 シングルバトル(Lv.18)

テーマ:TRICKY

TORIDE vs 24KW

 

選曲:

TORIDE

 

24KW

 

試合結果:

TORIDE 0pt - 7pt 24KW

 

・大将戦 相手選曲について

croiX / TeamGrimoire+あま猫

エフェクター:月刊ミズタニとTEK-A-RHYTHM

BPM:160-195

TOTAL CHAIN:2257

内訳:CHIP 910、LONG 466、VOL 881

MAXスコア:7244

 

2回来る縦連が印象的な譜面。最初と真ん中にBPMの変化もあります。本番でやりたくないですね・・・w

これを武器曲にするTORIDE選手の胆力もものすごいですが、この楽曲は24KW選手も得意と言っておりました。この曲得意って言える人そんなたくさんいるの???

 

この日のTORIDE選手は事前練習の時からバチバチに仕上がっており、正直恐怖でしかなかったのですが・・・うちのエースの仕上がり具合も負けていませんでした(Rリーグ1位通過が確定した状態で、24KW選手は気持ち的にも軽い状態だったかもしれません)。

結果はPUCかつMAX-13を叩き出した24KW選手の勝利。TORIDE選手もERRORは出ていたもののMAX-20で、CRITICAL数は一桁。レベルの高すぎる試合を見せつけられました。

 

 

・大将戦 自チーム選曲について

* Erm, could it be a Spatiotemporal ShockWAVE Syndrome...? / かめりあ

エフェクターShockWAVE~PH~

BPM:43-330

TOTAL CHAIN:2125

内訳:CHIP 850、LONG 620、VOL 655

MAXスコア:6800

 

前回船酔い、今回ショックウェーブかわちゃん、鬼?

KACの最優秀楽曲である*Feels Seasickness...*に対する書き下ろし楽曲として収録されたこの曲。よりBPM変化が暴力的になりました。MAXIMUM譜面はFXチップでレーンが停止しますが、今回選曲されたEXHAUST譜面は(BPM変化は残っているものの)停止しません。

もうお気づきかもしれませんが、レジャーランドはリーグ戦を通してかなりソフラン楽曲(BPMの変化する楽曲)を武器に使っています。これが、やりたかった「相手にしたら嫌な立ち回り」のうちの1つです。

 

24KW選手はここでも序盤から安定感を見せつけ、ラストのほうでがっつり引き離して勝利しました。本番PUCもありえないですが、MAX-23って。誰が勝てるんでしょうか…本当に味方でよかったですw

とはいえ、700万点過ぎくらいまでほぼ差がない状態で推移していて本当にびっくりしました。TORIDE選手も相当やりこんでいましたね…!

 

・大将戦 初見楽曲について

F10ating: / yuichi NAGAO

エフェクター:SALMON GRAPHY

BPM:206

TOTAL CHAIN:2023

内訳:CHIP 927、LONG 533、VOL 563

MAXスコア:6827

 

インドみたいなレーダーグラフですね。

BPM変化なし、206という数字を見た時点で「3連符の縦連だろうなあ」と思っていました。読みは当たっていましたが、思ったより変則的な譜面でした。縦連のスピードが途中から変わるとは・・・。

 

初見がとても上手い両者、比較的事故率の高そうな譜面でもバンバンCHAINを繋いでいってました。第7試合のときは「頼む!!!」とずっと祈っていたのですが、このへんはもう「えぇ・・・うま・・・」と若干引いてましたw

24KW選手は最後のラッシュまできっちり鍵盤を取り切ってUCし、勝利。初見楽曲でも安心して見てられるのが24KW選手の強みですが、なんとTORIDE選手もUCしていました(しかも素スコアはTORIDE選手のほうが高い)。

 

大将戦の結果だけ見れば 0-7pt で24KW選手の勝利でしたが、TORIDE選手の仕上がり具合も半端なかったです。

仮に私が大将戦に出ていたら逆に3タテされていたかもしれません・・・。それほどまでにレベルが高かった。24KW選手に大将戦を任せて本当によかったです。

 

 

 

・最終試合結果

SUPERNOVA Tohoku 2pt - 12pt レジャーランド

 

ということで、第12試合はレジャーランドの勝利という形になりました!

なんと、3連勝です!!チーム全員が取り切るところをしっかり取れた形となり、かなり理想の勝ち方だったな、と思います。チームメイトの心強さを実感しました。

とはいえ、SUPERNOVA Tohokuの選手も大変に仕上がっており、ポテンシャルの高さを実感しました。若い選手も多いので、今後さらに強くなってそうです。

 

対戦ありがとうございました!GG!

 

・今後の試合について

ということで、1/11(水)の放送をもってレギュラーステージ リーグ戦の結果が決まりました。

 

1/18(水)から2週にわたって放送されるインターリーグ戦の対戦カードは以下になります。

APINA VRAMeS vs SUPERNOVA Tohoku 

SILKHAT vs TAITO STATION Tradz

GiGO vs ROUND1

レジャーランド vs GAMEPANIC

 

まずはRリーグ1位通過、本当に嬉しいです。かなり有利な条件でインターリーグに駒を進めることになりました。

しかしながら、リーグ戦1位通過をしていたとしても油断は禁物です。

 

 

もう一度インターリーグの点数表を引用するのですが、もし仮にインターリーグで大敗してしまった場合、得られる点数は3点。

同ポイントの場合はインターリーグの試合で獲得したpt数によって順位が決まるので、例えばリーグ戦4位通過だったチームが勝利した場合も得られる点数は3点になりますが、獲得pt数の差で負けてしまうことになるのです。

 

しかもインターリーグの相手はCH選手率いる強豪GAME PANICさんということもあり、油断は絶対に禁物。しっかりとポイントを稼ぎにいきたいと思っています。

次のステージに進むため、レジャーランド一同全力で頑張ります!!

 

試合を楽しむ気持ちは忘れずにいきます!

 

次回はまた2週間後、インターリーグについて執筆できればと考えておりますが、その後に全体的なレギュラーステージに向けての作戦について公開できればと思っています。ぜひそちらもお楽しみに!

また次回の試合でお会いしましょう!引き続き応援よろしくお願いします!

 

ありがとうございました。