#63:【BPLS2】レギュラーステージ第4試合:レジャーランド vs ROUND1【SDVX】
ぴこと申します。
本日もブログを見に来てくださり、まことにありがとうございます。
※試合のネタバレを含みますので、ぜひ放送を見た後に本記事をご覧ください!
いよいよ始まりましたBPLS2 SDVX部門。私が所属するレジャーランドの初試合が12/14(水)、配信されました。
相手チームは、beatmania IIDX部門でもファイナルで戦ったROUND1さんです。
本記事はこの試合に向けての対策や選曲理由、考えていたことなどについて触れていきます。いつもの記事に比べてかなり長文になりますので、お時間ある時に是非!
他のチームメイトの試合についても触れていきますが、詳しいことは本人が別途ブログの記事で語ってくれておりますので、自分の試合を中心に触れさせていただく形になります!
ぜひ24KW選手、PNT*EEB選手の記事も合わせてお読みいただければと思います!!
また、12月18日(日) 22:00より、YouTubeにて今回の試合の振り返り配信を行う予定です!!
そちらも是非お越しいただければ幸いです。配信は以下のチャンネルより行いますので、登録よろしくお願いします!
・本番に向けた対策
まずレギュラーステージのリーグ戦ではコストが1人あたり180と決まっていますので、どのような作戦で挑むべきか?向こうは誰が出てくるか?を考えつつオーダーを決めました。
このあたりの采配についてはレギュラーステージが終わるタイミングで詳しくお話できればと考えています!
私はこの第4試合の中堅戦・大将戦の両方に出場するということで、この試合について対策すべき譜面は200近かったのですが、パワーバランス的には対象楽曲の少ない中堅戦のほうに力を入れて対策をしていました(理由は後述)。
・先鋒戦 メガミックスバトル(Lv.17-18)
PNT*EEB vs XD*POTE.
選曲:
試合結果:
PNT*EEB 0pt - 3pt XD*POTE.
まずは先鋒、切り込み隊長は広く譜面をカバーでき、やり込みに定評のあるPNT*EEB選手が適任だろうということになり、お願いすることになりました。
以前の記事でも書いたのですがメガミックスバトルの対策は相当に大変で、300譜面以上ある中で相手から一本取れる譜面を選んでいかなくてはなりません。
単純な精度勝負で勝てる自信のある楽曲を投げるほか、相手が苦手そうな楽曲やひっかけ要素のある楽曲を選ぶなど、戦略は様々です。
今回は特にHellfire(GRV)と* Feels seasickness... *(EXH)で刺しに行く戦法だったのですが、どちらもXD*POTE.選手がブレイクするという結果に。
ここに関しては本当に相手がお見事だったという感じです・・・!EXCEED GEARを発動した場面でポイントを取れたかどうかが明暗を分けた試合となりました。
しかしながら、PNT*EEB選手も他選をブレイクしていた場面は多かったため、今後に非常に期待できる試合だと感じました。
・中堅戦 タッグバトル(Lv.17)
テーマ:TSUMAMI, TRICKY
24KW, PICOLTEX vs BOLL, MAHINA
選曲:
24KW, PICOLTEX
BOLL, MAHINA
試合結果:
24KW, PICOLTEX 4pt - 0pt BOLL, MAHINA
TSUMAMIとTRICKYでの試合となりました。対象曲数としてはそこまで多くない(TSUMAMI27譜面、TRICKY8譜面)のですが、とにかく本番での事故率が高い2ジャンルだと思っていまして・・・。一度つまみが脱線したり縦連が抜けたりしただけで戦況がひっくり返るので、正直かなり怖かったです。
BOLL選手の精度やつまみ力については折り紙付きですが、MAHINA選手に関しても縦連に定評があるほか、KACの決勝ラウンドでFirestormをプレイしていた経験もあるので、両者とも相当に仕上げてくるのでは、と予想していました。
私としては大将戦に比べて中堅戦のほうが「何が飛んできても対応できる」状態にしやすかったので、本番に向けてはとにかく「大事故を起こさない、安定した結果を残す」部分にフォーカスしていました。
TSUMAMI譜面については脱線しやすい難所の意識をイチから構築しなおしたり、縦連の多いTRICKY譜面では運指を見直したり・・・。Lv.17と言えど癖のある譜面が多く、決して容易な道のりではありませんでした。練習期間中にほぼ全ての課題曲の自己ベストを伸ばしたかな、と思います。
・中堅戦 自選曲について
Discloze / lapix
エフェクター:月刊ミズタニ
BPM:128-145
TOTAL CHAIN:2121
内訳:CHIP 645、LONG 241、VOL 1235
MAXスコア:6177(2人で12354)
わかる方にはわかるかと思いますが、DisclozeはBPLS2 IIDX部門のファイナルステージでDINASO選手が投げた楽曲です。
あの名勝負へのリスペクトという意味での選曲、またDisclozeは24KW選手、私ともに自己ベストが高い(2人ともMAX-4)、かつ事故率が少なかったので割と即決でした。
この楽曲はジャンルでいうとTSUMAMIに該当するのですが、つまみ自体が難しいというより鍵盤の判定を取るのが難しく、BPM変化なども含むため「NOTESやTRICKY的な要素も強いが、つまみの走ってる時間が多いのでギリギリTSUMAMIジャンルに居る」くらいの立ち位置でした。
自己ベストはMAX-4まで仕上げていたのですが、こういう譜面はやればやるほどむしろ癖がついていくタイプなので、楽曲を決めてからの練習期間中も安定感が出せずに苦労した覚えがあります。
BPLが始まってから記念すべき私のプレイ1曲目。本番で出したMAX-15はまずまずの出来といったところでしたが、事故は起こさなかったのでよかったです。まずは1勝をあげられて一安心、の気持ちが強かったです。
・中堅戦 相手選曲について
↑↑↓↓←→←→BA / meiyo
エフェクター:↑↑↓↓←→←→UM
BPM:124
TOTAL CHAIN:1664
内訳:CHIP 439、LONG 130、VOL 1095
MAXスコア:4645(2人で9290)
有名なKONAMIコマンド「上上下下左右左右BA」の誕生35周年を記念して作られたmeiyoの楽曲です。BPL本番でmeiyoが聴けて嬉しかったです(個人的な話)。
良い曲なのでMVつきで是非聴いてみてください!
ボルテの譜面としてはかなりキワモノ寄りというか、しっかり「TSUMAMIジャンルらしい」譜面です。また鍵盤についても決して少なくはなく、BPMも遅いので要所要所で高い精度を要求されます。
手順を間違いやすい譜面ではあったのですが、この楽曲に関しては24KW選手も私も落ち着いて対応できたかな、と思います!1曲目で勝利をおさめられた安心感をそのまま生かせた感じでした。本番で出したMAX-1は自己ベストスコアでした!
後で知ったのですが、もともとの私の自己ベスト(MAX-5)は選手4人の中で一番低い自己ベストスコアでした。怖っ!!本番前に知らなくてよかったです。
・大将戦 シングルバトル(Lv.18)
テーマ:NOTES
PICOLTEX vs BOLL
選曲:
PICOLTEX
BOLL
試合結果:
PICOLTEX 5pt - 2pt BOLL
大将NOTESという広いジャンルで、ROUND1エースのBOLL選手との対決となりました。正直、試合前からまあBOLL選手と当たるだろうな、と予想していました。気が重かったです・・・w
とにかくBOLL選手は自己ベストが高く、課題曲(126譜面)の中で私が自己ベストで勝利している楽曲はおそらく5譜面あるかないか程度でした。
ただし今回のルールではお互いの選曲1曲ずつに加えて初見楽曲1曲での勝負となっています。
格上のBOLL選手が相手だということもあり、相手の選曲については何が来ても勝てないと踏んでいましたので、「自選曲、あるいは自選候補の精度を上げる」ことに注力して他の楽曲については覚える程度にとどめました。その分、対策の時間を中堅戦にしっかり掛けていた、ということです。
初見楽曲については・・・正直譜面傾向によるとしか言いようはなかったのですが、「自己ベストが高い」イコール「きちんと光らせられる力が備わっている」ということなので、BOLL選手に分があるかな、と思っていました。
なのでレジャーランドの勝ち筋としては「中堅戦までで出来るだけポイントを稼いで、大将戦は自選曲を守るだけという状態にする」が一番可能性としては高い、という考えでした。
ここまでの時点でレジャーランドが4pt、ROUND1が3ptだったので、予想の範疇ではあるものの厳しい状況だな、と考えていました。
・大将戦 自選曲について
Leviathan / 山本真央樹
エフェクター:SALMON GRAPHY
BPM:160
TOTAL CHAIN:2104
内訳:CHIP 1030、LONG 408、VOL 666
MAXスコア:7298
先ほど述べた通りほぼ課題曲群の自己ベストは負けていたので、選択肢がそもそも少なかったのですが・・・。BOLL選手の過去の大会実績や得意譜面傾向、自分の本番事故率などを考えた結果、一番勝利をおさめられる可能性が高いのが「Leviathan」だと判断しました。
この楽曲はノスタルジアからの移植曲です。ボルテのLeviathanもノスタルジア同様に全体を通してリズムが難しいのですが、なんといっても印象的なのは開幕とラストのピアノの下降音型の部分。
何分音符だかよく分からないこの配置をS-CRITICALで光らせるのは至難の業で、私もBPLが始まる前は全然光らせられず、自己ベストはMAX-40くらいでした。
ただ、私のプレイスタイルが音押しではなく目押しであったことから、開幕とラストを練習すれば伸びそうだという感覚はありました。かつBPL期間中にかなりS-CRITICALの基礎力を上げられたことで、スコアはどんどん伸びていきました。
つまみも難しくないためほぼPUCは安定しており、自己ベストはMAX-13まで詰めることができました。開幕とラストについては正直安定はしませんでしたが、CRITICALの個数を少なく抑えられるようにはなっていたので御の字だったかなと。
中堅戦で良い感じに判定をつかめていたので、本番は焦ってEARLYが出てしまわないよう落ち着いて叩くことを最も意識しました。練習中に認識を間違えてミスを出していた部分については特に気合を入れました。
最初の下降音型を全S-CRITICALで抜けられた時点でかなり気持ち的には余裕ができ、その後は安全運転で最後までゴール。本番一発でMAX-22は個人的に相当うまくいった記録で、大満足でした。
とにかく7pt全てをBOLL選手に取られることだけは避けたかったので、Leviathanで勝利できた時は本当にほっとしました・・・。
・大将戦 相手選曲について
火狐之舞 / 影虎。
エフェクター:kamuy noko include
BPM:242
TOTAL CHAIN:2228
内訳:CHIP 1015、LONG 456、VOL 757
MAXスコア:7501
さすが炎の申し子 -SEASON 2-、ほのおタイプの選曲で来たかという感じです。
ですがこの選曲は全く予想しておらず、完全に面食らっていましたw(もちろん練習期間中に選曲はしていましたが・・・)
↑ 面食らった人の顔
この譜面は先ほどのLeviathanと打って変わってBPMが242と高速で、1曲を通して鍵盤の16分がモリモリ降ってきます。おまけにつまみ直角やBTの二個押し交互などもあり、事故を誘う選曲でもあります。
私としてもそこまで苦手な意識はなかったので、予想外の選曲だった割には結構出来たのかな・・・と思っていたのですが、BOLL選手の記録はMAX-16。私の自己ベスト(MAX-19)より高かったです。そりゃ勝てんわ!!
最初のトリルで大量にCRITICALを吐いた時点でほぼ負けは確定していましたね・・・。本当にお見事でした。
・大将戦 初見楽曲について
ИADIR / Ashrount vs polysha
エフェクター:凹ーダー凸ード vs. CRAIG AKAGI
BPM:190
TOTAL CHAIN:2350
内訳:CHIP 959、LONG 782、VOL 609
MAXスコア:7577
第4試合の大将戦、新曲枠は「ИADIR / Ashrount vs polysha」です。読みはネイディア。
曲名とコンポーザー、BPMを見た時点で「ZEИITH」の続編だな、ということはすぐにわかりました。
「ZEИITH」もテーマとしてはNOTESでしたので、その系統が来るとなるとまず頭によぎったのはこの配置。
初見でこの配置が来られると余裕でERRORハマりする可能性があったため、正直厳しそうだな、というのがこの時の感情。
あとは自分の本番力に懸けるしかないかな、と思っていました。
NOTESジャンルということで鍵盤が多いだろうとは予想して挑みましたが、序盤からロング絡みが多かったので、とにかくロングが丸々抜けて大きな失点にならないように心がけることにしました。
あとはかなりBTの二個押しが多く、認識難の印象が強かったのですが・・・BPMが高速ではなかったおかげでギリギリ見切れました。SOUND VOLTEXにおけるBPM190は中速です。
「ZEИITHのあの配置が来る!」とずっと身構えていたので、集中力が曲終わりまで保てたのかもしれません(結局来なかった)。
2分間耐えに耐え抜いて、結果は1ニアUC。おそらく本番のバフがかかった結果です。そこまで行けるならPUCしたかった気持ちもありますが、十分すぎる出来でした。
配信を見ると引くくらい喜んでいますが、本当にチームを勝利に導けて嬉しかったのと安堵が半々という感じだったので、あんなことになっていますw
・最終試合結果
レジャーランド 9pt - 5pt ROUND1
ということで、第4試合はレジャーランドの勝利という形になりました!
重要な最初の試合でチームとして勝利をおさめられたということで、本当に嬉しさもひとしおでした。
相手チームのROUND1さんが強豪であることは初めから分かっていたので、この結果もなんとか耐え抜いた・・・という感じでした。
次また同じ形式、同じメンバーでやったとしたら違った結果になっていたかもしれません。それほどまでに拮抗していたと思っています。試合後、BOLL選手とも「楽しかったね」という話をしていました。
対戦ありがとうございました!GG!
レギュラーステージのリーグ戦はあと2試合、その後はインターリーグが控えています。過去の記事でも触れていますが、インターリーグにおいて有利な状況を作るためにはまずリーグ戦で良い順位に入っておくことが重要なので、この調子で勝ち続けられればと思っています!!
なお、今後も各試合の後にこういった形で振り返り記事を執筆させていただきます!
ぜひ楽しみにしていてください!
ありがとうございました。