#66:【BPLS2】インターリーグ第4試合:レジャーランド vs GAME PANIC【SDVX】
ぴこと申します。
本日もブログを見に来てくださり、まことにありがとうございます。
※試合のネタバレを含みますので、ぜひ放送を見た後に本記事をご覧ください!
BPLS2 SDVX部門、私が所属するレジャーランドのインターリーグ戦が1/25(水)、配信されました。
本記事はこの試合に向けての対策や選曲理由、考えていたことなどについて触れていきます。いつもの記事に比べてかなり長文になりますので、お時間ある時に是非!
他のチームメイトの試合についても触れていきますが、詳しいことは本人が別途ブログの記事で語ってくれておりますので、自分の試合を中心に触れさせていただく形になります!
ぜひ24KW選手、PNT*EEB選手の記事の公開もお楽しみに!
・前回までのあらすじ、本番に向けた対策
レジャーランドはリーグ戦を3連勝で終え、Rリーグ1位となりました!大変嬉しいです。
インターリーグではLリーグ4位のチームと当たるため、相手はGAME PANICさんとなります。
しかし、先日行われた各チームの3試合目(レジャーランド目線ではSUPERNOVA Tohoku戦)とこのインターリーグは連日での収録でした。
インターリーグ前日の全試合が終わった時点でようやく相手が確定する。つまり「どこのチームと当たるか前日までわからない状況でインターリーグの対策をしなければならない」ということでした。
そのため、このインターリーグのオーダーについては大変悩みました・・・。チームで何度も話し合った結果、最終的には
先鋒:24KW選手
中堅:24KW選手、PICOLTEX
大将:PNT*EEB選手
というオーダーになりました。
ご覧いただいた皆さんにとって意外なオーダーだったのでは、と思いますが、これにはきちんとした理由があります。
まずは戦略での面。いつものようにインターリーグによって得られるポイントの表を貼るのですが・・・。
前回の記事で書いた通り、レギュラーステージで1位だったからといって通過が確定とは限りません。
しかしながら、このインターリーグで4点を獲得していれば、必ず通過が確定します。なんとしても大敗だけは避けておきたい状況です。
10pt対4ptで負けると6pt差で大敗となってしまいますので、仮に敗北したとしても9pt対5ptの組み合わせ以上であれば、インターリーグで4点を獲得して通過が確定、ということになります。
次に、このインターリーグでは「先鋒戦・大将戦」という組み合わせで選手が出場することができません。1人の力のみで勝利に持っていけてしまうからです。
そうなると、相手のチームがどこであっても「中堅戦・大将戦」という組み合わせで1巡目の選手が出る可能性が非常に高いと考えました。
(ただ、TAITO STATION Tradzについては誰がどこに出てくるか読みづらかったため、出来ればインターリーグの相手じゃないといいな、と思っていました)
そうなった時に、こちらも真っ向から勝負を挑んだ場合に総崩れしてしまい大敗、ということがありうるな、と考えました。
我々レジャーランドはあくまでまずレギュラーステージを通過することにフォーカスしていたため、先鋒・中堅に24KW選手を置くことでより確実にポイントを稼ぎ、出来る限り5pt以上取れる可能性を上げるという選択肢を取ることにしました。
先鋒戦のMEGAMIX BATTLEに力を入れて3pt取ってしまえば、あとは中堅戦・大将戦の5曲のうち1つでも取れれば5pt以上が取れることになりますので。
また前日夜にオーダーが発表だったので、意外なオーダーにすることで対戦相手に揺さぶりをかけることが出来る、とも考えておりました。盤外戦術。
あとは、ぜひPNT*EEB選手にも一度大将を経験してほしい、とも考えていました。
初見楽曲で勝負ができるまたとない機会でしたし、ここでLv.18の投げ合いを経験しておくことで今後のステージにも必ず生きてくる、と考えておりましたので。
このオーダーにしたからには先鋒・中堅は必ずポイントを取り、PNT*EEB選手が安心して大将戦に臨めるようにしないといけない。自分たちで取った選択ではありましたが、プレッシャーも大きかったのを覚えています・・・。
また今回、中堅戦と大将戦のテーマは以下でした。
中堅戦:PEAK, TSUMAMI, HAND-TRIP (合計232譜面)
大将戦:NOTES, ONE-HAND, TRICKY (合計203譜面)
どちらも対策楽曲数が大変多いです。なかなか相手の選曲を読んだり、その相手選曲をブレイクしたりすることは困難になることが予想されました。
私はこのインターリーグ第4試合については中堅戦のみに出場するという形でした。PEAKとTSUMAMIは既にリーグ戦で経験していたジャンルでしたし、HAND-TRIPは3譜面しかないので、対策もしやすかったです。
とはいえ、収録日的にどちらのジャンルも対策をしてからしばらく期間が経っていたため、しっかり思い出すという名目でプレイはしていました。
・先鋒戦 メガミックスバトル(Lv.17-18)
24KW vs KAINARU
選曲:
24KW
KAINARU
試合結果:
24KW 3pt - 0pt KAINARU
ということで先鋒戦。力を入れたからには勝たないといけない、ということで24KW選手はプレッシャーがあったかと思うのですが・・・。本当に完璧すぎる試合運びで、見事勝利をおさめてくれました。
KAINARU選手と私は長いことライバルなので、お互いに得意・苦手傾向が読めている状態です。そのため「得意のトリル譜面で攻めてくるだろう」という予想をして24KW選手に飛んでくる楽曲の候補を伝えていましたが・・・予想は当たっていました。
一番びっくりしたのはKAINARU選手がEXCEED GEARを発動したHellfire(EXH)のパートです。もちろんトリル地帯が降ってくるのですが、なんと24KW選手はこのパートをS-PUCで通過。
ラストにThe End of Warを引いたのを見たときも「うわ・・・」と思ったのですが、ここもしっかり光らせて勝利。本当にさすがすぎました。
実はHellfire(EXH)は中堅NOTESにいたので、SUPERNOVA Tohoku戦のタッグバトルの練習でお互いにやり込んでいたのもよかったのだろうと思います(私は投げられたら結構危なかったので、その分24KW選手に精度を高めてもらっていました)。
・中堅戦 タッグバトル(Lv.17)
テーマ:PEAK, TSUMAMI, HAND-TRIP
24KW, PICOLTEX vs CH, CHI8.
選曲:
24KW, PICOLTEX
CH, CHI8.
試合結果:
24KW, PICOLTEX 4pt - 0pt CH, CHI8.
・中堅戦 自選曲について
すべてが幻になった後で / かめりあ・超機装幻楽隊
エフェクター:松田博泰・超希想箋楽隊
BPM:66-79
TOTAL CHAIN:1177
内訳:CHIP 619、LONG 275、VOL 283
MAXスコア:4211(2人で8422)
ここの選曲については、SUPERNOVA Tohoku戦の中堅NOTESよりもかなりすんなり決まった覚えがあります。
私は一度中堅PEAKは対策していたので、なるべく24KW選手が得意な楽曲に寄り添う形で選べればいいなと思っていた矢先、24KW選手によるこの楽曲のMAX-4のリザルトがチームのDiscordに投下されました。ビックリ人間ショーです。
私としては当時そこまで自己ベストは高くなかったのですが、おそらくやり込めばかなり練度が上げられるだろうということで、深刻な癖がつかない限りはこの曲にしよう、と決めました。
この楽曲は低速BPMに加え、拍子が3*3*3の27で区切られている(???)という特徴があるおかげで「等間隔にノーツが配置されていない(できない)」という前代未聞の譜面になっています。
ちょっとやそっとプレイしただけでは簡単にはモノにすることができない、裏を返せば「選曲ががっつり読まれていなければ、楽曲に対する練度だけで勝負できる」ということだったので、24KW選手と私にかなり向いていた選曲だったかもしれません。
とにかく目押しとリズム押しのちょうどいいバランスを見つけるのが大変でしたが、最終的には多くても毎回MAX-20を切れるくらいにはなっていました。
本番で出たMAX-12は完全に上振れです。期間中けっこうやって一桁が1回出ただけだったので、非常に上手かったです。CH選手とCHI8.選手にとっても読めない選曲だったようで、作戦がハマって快勝できたような感じでした。
練習を通して、曲とも仲良くなれました!(次はMXM譜面をPUC出せるよう頑張ります・・・)
・中堅戦 相手選曲について
AμreoLe ~for Triumph~ / Ashrount
エフェクター:dj strachen
BPM:321
TOTAL CHAIN:1745
内訳:CHIP 682、LONG 367、VOL 696
MAXスコア:5536(2人で11072)
打って変わって楽曲のBPMは4倍以上です。高低差すっごい。
こちらはかなりPEAKらしいPEAKですね。6連符の階段や螺旋配置が多く、押し負けてしまうと途端に失点を重ねてしまう譜面です。地力のある2人らしい選曲ですね。
前日のCH選手とCHI8.選手のランキングの更新を見て、なんとなく「AμreoLeなんじゃないか」と思っていました。
繰り返しにはなりますがこのインターリーグはリーグ戦3試合目の翌日に収録されていたので、おそらくGAME PANICは練習期間中リーグ戦の方に力を入れるであろうことを考えると、その後の調整期間でプレイした楽曲がそのまま飛んでくる可能性が高いと思ったからです。
私としても試合前の練習でプレイしてMAX-19(自己ベスト)を出し、「まあ多分大丈夫だろう」といった心持ちで臨めたのもよかったです。
ただ、この試合はインターリーグの中でも最後だったので、既に「どの選手が何回PUCをしていたか」ということは分かった状態でした。
SILK HATのDAIKI.選手がPUCスターで8pt獲得している状態だったので、私がこの曲をPUCすれば同率1位となったのですが、焦りすぎて最初の連続つまみを外しました。
でもそのおかげでそこから先はスコア狙いに集中できたので、逆に良かったのかな、と思います。(結局しっかりPUCスターのことを意識してしまった・・・)
結果としてはMAX-24と自己ベストからは多少低くなりましたが、譜面の得意度合いから考えるとまあ良い方だったかな、と思います。2連勝できたのは意外でしたし、この時点で引き分け以上を確定させられたのでよかったです!
・大将戦 シングルバトル(Lv.18)
テーマ:NOTES, ONE-HAND, TRICKY
PNT*EEB vs CH
選曲:
PNT*EEB
CH
試合結果:
PNT*EEB 0pt - 7pt CH
・大将戦 自選曲について
Typhoon Craaash!! / A-One
エフェクター:CRAIG AKAGI
BPM:172
TOTAL CHAIN:1721
内訳:CHIP 708、LONG 403、VOL 610
MAXスコア:5566
レギュラーステージ通過、引き分け以上確定。
準備は整った!あとは大将戦、楽しんで!とPNT*EEB選手を送り出しました。
この曲の見どころはなんと言っても中盤の長ーーーーーーいトリル。初めてプレイした時、思わずプレイしながら「長すぎだろ!!!」と言ってしまったくらいには長いトリルです。
あとは、地味に回転直後にノーツが降ってくる部分があり、実はトリル以外も油断禁物だったりします。
もちろんCH選手もこの楽曲に対しての理解度は深いことはわかっていました。おそらく過去にMAX付近も出していたのだろうと思います。しかしながら、本番一発でプレイしたらどうか。一瞬でも崩れてしまえば勝負アリの心臓勝負に持ち込むというのが作戦でした。(それを実現してみせたPNT*EEB選手の度胸はすごいですが・・・w)
とはいえ、そこはさすがのCH選手。PUC、MAX-15というスコアで見事勝利を収めました。PNT*EEB選手もMAX-31という決して低くはないスコアでしたので、極限状態でそれを跳ね除けてみせたCH選手の心の強さを讃えたいです。
・大将戦 自チーム選曲について
極彩天奏 / かゆき
エフェクター:Megacycle
BPM:156
TOTAL CHAIN:1896
内訳:CHIP 868、LONG 601、VOL 427
MAXスコア:6396
CH選手のフィールドであるリズム難系の楽曲です。一曲を通して至るところにCRITICALを量産してしまうような配置があり、じわじわとダメージを食らってしまうような譜面。
Lv.18の中でもかなり光らせづらい部類の難曲ですが、両者ともに一歩も譲らず、前半はかなり拮抗していました。正直このタイプの楽曲でCH選手を相手にはしたくないはずなのですが、それでも食らい付いていたPNT*EEB選手は凄かったです…!!
後半に向かうにつれてCH選手がさすがのスコア力でグンと引き離し、最終的にMAX-26という高いスコアを叩き出しました。
おそらく一発でのこのスコアは、ほとんどのBPL選手は勝てないでしょう・・・(私も無理そうです)。お見事です。
・大将戦 初見楽曲について
Thousand Triggers / めと(Metomate)
BPM:242
TOTAL CHAIN:2908
内訳:CHIP 899、LONG 730、VOL 1279
MAXスコア:8513
めとさんの新曲がここで登場。ここまでインターリーグで登場した譜面はどれも癖が強く難しかったので、これもかなり重そうだな・・・と思っていましたが、予想以上でした。
全体を通してかなり直角つまみ+ONE-HAND要素が強く、気をつけないとがっつり失点してしまいそうな怖い譜面。
真ん中からはHAND-TRIP要素も登場し、ラストにはvoltississimoを彷彿とさせる縦連を含む交互押し。明らかに初見でやらせる譜面ではありません。
ここまで新曲負けなしのGAME PANIC。ここも安定したプレーで勝ちをもぎ取りました。ゲーパニ初見強すぎない?
PNT*EEB選手は3タテをされてしまってとても悔しかったと思うのですが、それでも「初見楽曲できて楽しかった」と言ってくれました。本当に良かったです。めとさんファンの24KW選手は「いいなーーー!!!!!」と言っていましたw
・最終試合結果
レジャーランド 7pt - 7pt GAMEPANIC
引き分けです!
5pt取れればオッケー、と思っていたところ、引き分けまで持って行けたのは良かったです。24KW選手はがっつりポイントを取ってくれましたし、PNT*EEB選手は大将戦のプレッシャーの中、しかもCH選手を相手によく食らいついてくれました。
対戦ありがとうございました!GG!
・今後の試合について
インターリーグの全試合を終え、この結果をもってこの後のトーナメントの対戦相手が決定しました。
レジャーランドは8チーム中、4位通過となりました!まずは、トーナメントに進出できたことを心より嬉しく思います。
次のクォーターファイナルでは5位通過のチームと当たることになります。
そして、その5位通過のチームはGAME PANICです。
再戦です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちなみにもしこのインターリーグの試合で大敗してたとしても、9pt-5ptで勝利みたいなパターンだったとしても、どのみち相手はGAME PANICになっていたようでした。
ちなみに逆ブロックのTAITO STATION Tradz vs SILKHATもインターリーグに続き再戦となります。逃れられない運命。
クォーターファイナルからは先鋒、次鋒、中堅、副将、大将の全5試合という大ボリューム。負けたら即敗退となってしまいます。ヒエー!
また、Lv.19が解禁となりますので、課題曲群は一気に重くなります。
私としても高難易度に挑むのは多少分が悪いですが、たくさん練習して勝ち上がっていきたいと思っています。チームとしてもここまで負けなしですし、調子は悪くないと思うのでこのままの勢いでいきたいですね!
クォーターファイナル第1試合で早速対戦が実現するということで、次回の放送は2/8(水)となります。
今後もチームレジャーランドの応援をよろしくお願いいたします!
【2023/2/2(木) 追記】
本日、BPL公式サイトにてクォーターファイナルのオーダーが発表されました。
実はこのクォーターファイナルでは、我らがエース24KW選手が体調不良で不在となってしまいます。
レジャーランドとしては飛車角落ちの状態・・・のように見えますが、実は全然勝てそうな見込みがあると思っています。
ここまで私PICOLTEXもPNT*EEB選手も良い成績を残していますし、インターリーグでの経験も生きてくるはずです!逆境に立たされつつも、依然としてレジャーランドが強いチームであることに変わりません。本番でも今まで通り1点でも多く稼ぐのみです!
私としても得意分野を任されたからには絶対に取りたい先鋒戦、長年の親友でもありライバルでもあるKAINARU選手との副将戦など、思い入れの強い対戦カードとなっております。
引き続き、レジャーランドの応援をよろしくお願いします!
次回はそんなクォーターファイナルについての記事を上げようかと考えておりますが、レギュラーステージ総集編の記事についても近いうちに公開したいと思っています。
このレギュラーステージを勝ち上がるにあたって、本当に色々なことを考えました。その作戦について、余すところなく公開できればと思っています。ぜひお楽しみに!!
ありがとうございました。