#28:【全般】30代音ゲーマーになって思うこと【コラム】
ぴこと申します。
本日もブログを見に来てくださり、まことにありがとうございます。
いきなり告知になってしまって申し訳ないのですが、この度やまそうさん主催の「夏の音ゲー大相談会」という企画に参加させていただくこととなりました。
【告知】
— 感謝 (@keionkatemasen) 2021年8月12日
BPLで活躍中のWELLOWさんやSEGA音ゲーを代表するプレイヤーであるたけるんさんを初めとした各機種のスペシャリストに音ゲーに関するお悩みや気になる事について答えてもらう、という企画を立てました。質問は以下のフォームから送れますのでお気軽にどうぞ!https://t.co/PxTr3UoH2o
各機種のスペシャリストに音ゲーに関するお悩みや気になる事について答えてもらう、という企画となっています。
私はギタフリ、ボルテ、ノスタルジア関連の質問をおもに回答させていただくことになりそうです。
普段こうやって自分の考え方を発信するということは本ブログはじめ様々な場でさせていただいておりますが、頂いた質問に答えるというのは意外とあまりなかったような気がします。ぜひ音ゲー関連で気になることがある方は質問してみてください!
さて、先週も書いた通りですが、私ぴこ、先日8月8日で32歳を迎えました。私が音ゲーを始めたのが10歳の時ですので、あと3年くらい経てば四半世紀ですね。恐ろしい・・・
せっかく歳を取ったので、今回は年齢と音ゲーについて考えていることを書いていこうかな、と思います。
32歳という年齢は、音楽ゲームプレイヤーの中では決して若くはありません。どちらかというと「引退」の2文字がちらつき始める年齢ですし、実際にあまり音ゲーをやらなくなった同世代のプレイヤーも多数見てきました。
かくいう私自身も、もう一線を張れる期間は長くないかもな、と思いながら日々音ゲーをプレイしています。
それでもまだまだ実力が伸びているな、と感じている部分もあるので、今日はちょっとそのあたりの「30代の音ゲーの向き合い方」的な部分で考えていることを書き留めてみようかな、と。
散文ですが、ぜひ最後までお付き合いください。
はじめに断っておきますと、本日の話のフォーカスは「年齢に負けずに実力を伸ばしたい・高難易度について行きたい」という観点からなので、「音ゲーを楽しみたい」という観点とはまた違ったお話なのかな、と思っています。
どちらかというと「いつまでトップランカーやってられるかな」みたいなお話だということをご了承ください!
もちろん曲を聴いて良いなと思ったり、実力の近しいプレイヤーとバトルしたりするのは年齢関係なく出来ることですから、例えランカーではなくなっても音ゲーをやめるということはないんだろうな、と思っています。
・30代になってもまだ地力は伸び続けている
まずは私の現状から。例えばIIDXやSDVXの話ですが、20代の頃に比べて現在のほうが地力がついているな、と感じています。何故でしょうか。
理由は、「難しい譜面に継続的に触れている」というのが大きそうです。
音ゲーの歴が長いというだけでは実力は(伸び自体はあるでしょうが)上がりづらくなってくるのですが、新しく難しい譜面に触れていれば、それだけその譜面に対応する力がついていくことになりますので。
このへんは実はけっこう意識していることでして、難しい譜面に触れるのがしんどくても意識的に触るようにはしています。
また、何度か本ブログでも触れている気がしますが、「他の音ゲーに触れて相乗効果が生まれている」というのはありそう。このあたりは歴が長いことが作用していますね。
他の音ゲーをプレイすることによる相乗効果については先月書きましたので、まだお読みになっていない方はぜひ!
・「反射神経」「体力」で勝てないなら「経験値」「回数」で勝負
続いて、30代の身体的な部分について。
反射神経や体力の面においては、歳を取ると衰えていきます。この部分は間違いありません。中には日々鍛えており、20代と遜色ない肉体を持つ30代の方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら基本的には衰えると考えて良いでしょう。
そうすると、音ゲー的には体力や持久力、さらにはスピードを求められるような譜面がしんどくなってきます。これは仕方のないことです。
ただし、歳を取った音ゲーマーには武器もできると思っています。それは「経験値」と「回数」です。
「経験値」はそのまんま、今までのプレイ歴です。知見が溜まっていれば、それだけ引き出しも多くなる。ひとつの音ゲーの経験値だけではなくて、色々やっていればその分だけ経験値が加算されていきます。
「回数」というのは「経験値」と似通っているようですが、どちらかというとひとつの楽曲を攻略するのに単純にかける回数を指します。対応力が落ちているなら回数でゴリ押しすればよいのです。
先に述べた体力譜面についても、回数やっていればだんだん力の抜き方がわかってくる。私もいきなり高難易度譜面をやるのは昔に比べてしんどいですが、しっかりウォーミングアップをしたうえで挑むことで昔とあまり変わらない精度を得られています。
まとめると、「これまで培った経験を武器に、じっくり難曲に向き合うプレイスタイルを取ればよい」ということになります。
いまのところ、体力的な衰えはあっても、あまり焦りはありません。特に、ギタフリは譜面の密度が高くないので、歳を取ってもしばらくは大丈夫かな、なんて思ってます。
・自分なりの「小さい目標」を常に決めている
これはどちらかというと精神論というか、モチベーションに関わるところ。特に音ゲーを若い頃から頑張ってきたプレイヤーに多いのが「昔みたいに上手くプレイできなくなってきた」という状態で、これを感じてしまうと人によっては一気にモチベーションに影響が出てしまいます。
それを防ぐためにやっているのは、「それを感じないほど忙しい状態にする」というアプローチです。具体的に言うと、「細かな目標を定めて、それを達成する途中の状態に常にしておく」ということ。目標は、ちょっと頑張れば達成できる程度のレベルにしておくと良いでしょう。
目標を達成するために頑張っているので、必然的に上を目指している状態になります。文にしてみると当然のことのようですが、意外と難しいです。
本当に「最終目標」を到達できたと感じているのならばあとは楽しむ音ゲーに切り替えても良いかもしれませんが、私はまだまだ上達したいと感じていますので、進みは遅くとも少しずつ頑張ります。まだ頂上には到達していない!
・自分の強みを考え、努力し続ける
最後に、上記を踏まえたうえで「今後もランカーを続けていくためには」という問いに対する自分なりの答えです。
当たり前のことですが、上手くなりたいと思うなら、まずサボってはいけないのかなと。なるべく音ゲーと向き合う時間を多く取っているつもりです。(まあ、単純に楽しくてやっているという側面が大いにありますが…w)
また、常に「自分の強みとは何か?」を考えてプレイをしています。アイデンティティ的なところですね。ここは人の能力と比べない方が良い部分で、自分の中で裏付けできればそれでOKです。
まだまだ上手くなりたいと思うのなら、まずは自分の強みを探してみてはいかがでしょうか。ここまで音ゲーを長くやっていればいるほど、自分のプレイスタイルはよくわかっているはず。
強みを磨き上げてピカイチにするのか、裏を返せば弱みを分かっていることにもなるので、そこを重点的に補助するのか。やり様はたくさんありますが、いずれにせよやることはまだまだあるな、と日々感じています。
あとは、実力とはあまり関係ないですが「若いプレイヤーに向けてアドバイスをする」「今までの音ゲー歴を使ってアウトプットをする」あたりも私に出来ることなのかな、と思っています。本ブログもそのひとつの答えです。
以上、なんだかずいぶん偉そうなことを言ってしまいましたが、私なりの考えをまとめてみました。
冒頭でも述べましたが、音ゲーを楽しむこと自体は、いくら年齢を重ねても出来ることです。
おそらく私は現状、どちらかというと上達することに喜びを見出しているタイプなんだろうなと思っています。それが幸せなことなのかは分かりませんが、音ゲー自体を楽しむことも忘れずにはいたいですね。
これを読んでいる方の年齢層がどのくらいなのかは分かりませんが、もし「昔みたいに出来なくなってきたな」と感じてきたプレイヤーの方がいらっしゃれば、上記のようなことを参考にしてみてください。
いまのところ、何か身体的に続けられないなどの問題が起こらない限りは生涯現役でやっていきたいと思います!今後のがんばりにもご期待ください。
【今日のまとめ】
・体力的な衰えは仕方ない。それを経験値と回数で埋め合わせよう
・モチベーション維持のため、目標を常に定めておくと良い
・自分の強みを探して、それを踏まえた練習を!
ありがとうございました。