ぴこ師匠の音ゲーばなし

音ゲーに関する知識や雑学などを皆さまにお伝えするブログです。

#18:【全般】音ゲーマー式メンタルコントロールのススメ【攻略?】

ぴこと申します。
本日もブログを見に来てくださり、まことにありがとうございます。

 

お久しぶりです!!
先週は私生活の方が忙しかったため、1週間お休みを頂いておりました。
今週からまた更新していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 

 

さて、今回の記事は本来KACが終了した後に書こうと思っていたのですが、時勢的になかなか開催できないということもあって先に書いてしまうことにしました。

「メンタルコントロールのお話です。

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音ゲーマーは正直、人生でかなり「緊張する場面が多い」人種だと思っています。

KACなどの大会は一番わかりやすい例ですが、そういった場を狙うプレイヤーでなくとも、誰しもが「未クリアの楽曲がクリアできそうな瞬間」「自己ベストが出そうな瞬間」など、記録の達成に直面することが多いと思いますので。

 

日常的にスポーツの色々な競技で記録を狙っている状態になる、と考えると分かりやすいでしょうか。心理的な負担は計り知れません。

そういった「緊張」に対して苦手意識を持っている方は多いと思いますが、じゃあそれにどうやって対処するのか?というお話を今日はしていきます。

 

KACに出場した後のほうが説得力が増すかなと思ったんですが、逆に言えばKAC前に書くことで少しでも「緊張で実力が出しきれず悔しい思いをするプレイヤー」が減れば良いな、と思っています。

(ぶっちゃけそんな大それたことを書くわけではないのですが…w)

 

「緊張」への対処の方法、それは言い換えれば「メンタルのトレーニング」です。

音ゲーの上達をするためにプレイの面でトレーニング(いわゆる地力上げ)をするように、メンタル側も鍛えることが出来る、というように私は考えています。

 

…とはいえ、私はそういったメンタルトレーニングの専門家ではありませんので、あくまでいち音ゲーマーとして、今までに大会に出場したり記録を達成してきたりしたことを思い出しつつ「どういったことを考えて自分を鼓舞していたかな…」というのを次々と述べていきたいと思っています。ぜひ肩の力を抜いて、気楽にお読みいただければと思います!

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筋トレするとメンタルも鍛えられるという話もあります(実践したことはありませんが…)

 

私は過去GuitarFreaks、SOUND VOLTEX、Drummaniaの3機種でKACに出場しておりますが、いずれも「自分の大会出場時の実力として考えられる成績以上の結果」になった経験があります(そうでなかった時ももちろんありますが…)。

選曲など運が良かった部分もありますが、この「思ったより成績が良かった」要因はなんだったんだろうな…と考えてみると、やはりメンタルコントロールが上手く行っていた部分が大きかったのかな、と分析できました。

 

少し脱線しますが、特にKACなどの大会に出場するにあたって求められる力は大きく2つに分けられます。

 ①最大値を上げる
 ②最大値に近い値を安定して出す

 

①については分かりやすく数値化されており、いわゆる「自己ベストスコア」がこれに該当します。ギタドラならExcellent、ボルテならPUCに出来るだけ近いスコアが出せていればOKです。

問題は②。これは数値化されづらい部分です。ギタドラなら「バトルモードの勝率」が一番近いでしょうか。ボルテには現状そういった「本番の強さ」を示す指標はありません。非公式大会の成績くらいかな…。

 

①だけが良くても②が備わっていないのなら勝率は実力の割に低くなってしまうと思いますし、②だけが良くてももちろん①がしっかり備わっている人には敵いません。

ですが、ある程度までの差であればもう片方の強さで埋められることもまた真実です。

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もっともらしいグラフを書いてみましたが、最大値の強さが必ずしも最強ではないことを言いたかったのです

 

私はもっぱら上図Bのような②の方から攻めるタイプのプレイヤーでした。これは意図してそうなったわけではなく、①で他のプレイヤーに及ばなかったがために必然的にそうならざるを得なかった、という側面のほうが大きいです(恥ずかしながら…)。

 

つまるところ、「①の差を覆すために②の力をつける」ことを実践した、ということになります。
そのために日々模索し続けて10年以上ある程度「自分の中ではこんな感じかな」という風に結論付いたのが、以下に述べるメンタルを鍛えるための考え方実践方法になります。

全ての人へ私のケースが参考になるとは思っておりませんが、ひとつでもお役に立てるようなものがあれば幸いです。

 

 

・メンタルは不確定要素である、ということを知っておく

まずは前提として、いくらメンタルを鍛えたところで必ずしも本番でメンタルの強さを発揮できるわけではない、ということは抑えておきたいです。

と同時に、緊張を0にすることは不可能です。いくら対策をしたところで緊張は必ず訪れますし、緊張による失敗をなくすことも出来ません。

これから述べる精神論や実践については、緊張による失敗を「なくす」ではなく「軽減させる」という考え方でいた方が、精神衛生上楽です。

 

・緊張する場面を増やす

緊張に打ち勝つために緊張をする?というとなんだか矛盾しているように感じますが、要は「緊張に慣れておく」ということです。

例えば特定の楽曲のFull Comboを狙っているのであれば、その少し下のレベルのFull Comboを出し慣れているのとそうでないのでは、なんとなく前者のほうが早く達成できる気がしませんか?

ボルテのLv.18のPUCを狙っているのであれば、16-17くらいのPUC出せる曲を狙って緊張に慣れておく。回り道に感じるかもしれませんが、日々こういうことを考えてプレイしながらメンタルを鍛えておくことは重要かなと思っています。

 

よく話題に上がるいわゆる「下の難易度を埋める」という行為については、この辺りの効果があるのだろうな、と私は思っています(あまりに狙っているレベル帯より下だと効果は薄いと思いますが)。

私がKACに出続ける(諦めない)のもこのあたりの目的が少なからずあったりします。実際、初めて出場したときよりも今のほうがだいぶ精神的余裕がありますね…!

 

・自分なりに根拠を持って選曲してみる

「今日は〇〇が上手かったから、きっと同じような譜面傾向のこの曲もできるはず」「今日はこの楽曲のトリルを追い越してしまうので、もう少し早いBPM帯の曲はうまいに違いない」など、自分なりにオリジナルの根拠づけを持っておくと、記録の伸びに直結したりすることがあります。

これは緊張に打ち勝つというよりはどちらかというと日々のプレイの質を高める効果があるのですが、やはり出来なくて辛い気持ちになることは精神を鍛える上で敵になるかなと思いますので、上記の「緊張に慣れる」と合わせて取り入れていくと良いと思います。

 

 

・特定の箇所に意識を向けるより、ひとつひとつを丁寧に

これは誰もが一度は体感したことがあると思うのですが、「次はこの部分に難所が来るな」と考えていると、その手前の思わぬところで失敗してしまうことがあります。

また難所を意識しすぎてしまうことでかえって身構えてしまい、思うように身体が動かないという体験をしたことがある方もいらっしゃると思います。

 

ある程度は仕方ないと思うのですが、そういった時こそ精神を落ち着けるためにも、ぜひ目先の譜面を丁寧に取ることを心がけてみましょう。難所を頑張る前に難所に突入することが大事!

 

・ジンクスに頼る

一見音ゲーとは無関係なように見えますが、意外と精神の安定には効果を発揮してくれます。
前日に受験生がとんかつを食べるように、大一番の前には景気づけをするのも良いと思います。

頼れるものは音ゲーに関係なくともなんだって頼っていきましょう!

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私のジンクスは大会当日の朝にこれを飲むことです。お求めやすい価格になりました

 

・しっかりと自分を労う

最後に。上のほうでも書きましたが、音ゲーマーは緊張する場面が多い」ですし、「必ずしも緊張に勝てるわけではない」です。

もし今回の緊張に対する実践が失敗だったとしても、「緊張に向き合った」ということが重要で、メンタルは少なからず鍛えられているはずです。

ぜひ自分を卑下することなく、その頑張りを労ってあげてください。

 

 

いかがでしたでしょうか。正直「当たり前では?」と思うようなこともあるかと思うのですが、意外と明確にメンタルを鍛えるための実践をしている方って少ないのかな、なんて思っています。

正直ここ最近は優勝とご無沙汰なので、私自身も色々と模索しながら「緊張に勝てる方法」を未だに探っています。このあたりは一生戦い続けることになるんだろうなぁと思っています。

 

【今日のまとめ】
・地力と同様、メンタルは鍛えることができる
・緊張に打ち勝つには、緊張と仲良くなる必要がある

音ゲーマーは緊張する場面が多い。自分を労って!

 

It's My...

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ありがとうございました。