ぴこ師匠の音ゲーばなし

音ゲーに関する知識や雑学などを皆さまにお伝えするブログです。

#54:【SDVX】Red Bull 5G 2022 予選開始【大会】

ぴこと申します。
本日もブログを見に来てくださり、まことにありがとうございます。

 

いよいよRed Bull 5G 2022」SOUND VOLTEX部門の予選がスタートしましたね!

毎年恒例のKAC(KONAMI Arcade Championship)とも開催予定のBPL(BEMANI Pro League)とも違うボルテの大会、どのような形の大会になるのか本当に楽しみです。

 

ということで今回は、Red Bull 5Gのルールや予選課題曲について、その他注目すべきポイントなどについておさらいしていきましょう。

普段SOUND VOLTEXをプレイされている方はもちろん、そうでない方にもある程度分かっていただけるような記事にしたいと思っていますのでお読みいただければ幸いです!

 

 

Red Bull 5Gについて

まずRed Bull 5G自体のルールについてですが、今年は以下の5機種が対象となります。

・FIGHTINGジャンル 『ストリートファイターV チャンピオンエディション』
・SHOOTERジャンル  『VALORANT』
・RACINGジャンル  『グランツーリスモ7』
・PUZZLEジャンル  『ぷよぷよテトリス2』
・FREEジャンル  『SOUND VOLTEX EXCEED GEAR』←我らがボルテ!

9月3日(土)に福岡で行われるFINALSは東西戦というルールで、5つそれぞれのジャンルのゲームで東エリア代表と西エリア代表が対戦し、より多く勝利したほうがその年の総合優勝チームとなります。

 

ボルテの勝敗ももちろんその勝敗のうちの1つに数えられるということになるのですが…

言い換えれば、これは「非音楽ゲームプレイヤーも含め、Red Bull 5Gの観覧者全員がSOUND VOLTEXの勝敗結果に注目する」ということになります。これは熱い…!!

出場者はもちろん、観覧者にも音楽ゲームプレイヤーが多いKACBPLとは一味違った雰囲気になると思っています。

しかも、Red Bull 5Gの選手たちは東西それぞれのチームを背負って戦うということになりますから、個人戦のKACなどに比べてその分プレッシャーも大きそうです。

 

 

・SOUND VOLTEXについて

続いてSOUND VOLTEXの基本的なルールについてです。普段からプレイする人は既知の情報かと思いますので読み飛ばしていただいても構いません!

SOUND VOLTEXは、6つのボタン2つのツマミを使って、流れてくる楽曲に合わせながら演奏をする音楽ゲームです。

単純な「判定ラインに合わせてボタンやツマミを操作する」というゲームとしての面白さもありますが、プレイ中、楽曲にリアルタイムで操作に応じたエフェクトが掛かるため、その演奏感も魅力のひとつとなっています。さながらDJのよう。

 

ゲームセンターで見かけたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

こんなような見た目の筐体です
レッドブル(355ml)と比較してもこのサイズなので非常に小さいですね(大嘘)

 

他の音楽ゲームとの比較としては、やはり「左右のツマミの操作」が特有だと感じます。ボタンを叩くという操作に比べてリズムが取りづらく、かつ譜面の見た目が難解になるので、何度もプレイしてその操作感覚を掴むところが難しくもあり楽しいところです。

 

より詳しく操作ルール等を知りたい方は以下の公式サイトをご覧ください!

p.eagate.573.jp

 

 

・予選のルールについて

今回のRed Bull 5Gの予選についてですが、課題曲はこちらになります。

1st : Lv18 Redshift(MXM)
2nd : Lv18 crossing blue(MXM)
3rd : Lv19 FLügeL《Λrp:ΣggyØ》(GRV)

 

RedBlue「flügel」はドイツ語で「翼」なので、全て合わせて

レッドブル、翼を授ける」ということですね。選曲が見事すぎて拍手しました。

 

それぞれの楽曲につき1000万点がMAXとなっており、ミス・タイミングのズレがなく演奏できた場合はMAXスコア1000万点(PERFECT)が達成できる、というスコアのシステムとなっています。

今回は上記の課題曲がコースとして登場しますので、3曲全てを通しでプレイした合計のスコアが集計対象となります。東西エリアそれぞれで上位4名が予選通過。同スコアの場合は先に提出した方が上位になります。

 

SOUND VOLTEXの楽曲レベルはLv.20まであるのですが、今回のコースは1〜2曲目がLv.18、3曲目がLv.19という構成になっています。

所感としては、3曲目の「FLügeL《Λrp:ΣggyØ》(フリューゲルアルペジオと読みます)」がかなり重い(Lv.19の楽曲の中でも難しめの部類)という印象。ただし、そんな楽曲でも既に自己ベストでPERFECTを達成しているプレイヤーは存在しており、現状おそらく日本で20~30人くらいいらっしゃると思います(私は達成していません…)。

 

そして、3曲目でPERFECTを出せる実力があればほぼイコールで1~2曲目もPERFECTを達成できると言えるので、その20~30名くらいは3曲全て通しでALL PERFECT(3000万点)が達成できる可能性があります。

 

予選通過は東西合わせて8名ですから、つまるところ今回の予選はほぼ「全PERFECT達成の早い者勝ち」という構図になるかな、と思っています。

実はこの記事を執筆している時点で既に全PERFECT(理論値)を達成した方が複数名いらっしゃいます。す…すごい。

ちなみに、課題曲のコースを完走するとスキルLV「Red Bull」がもらえます
レッドブル愛飲勢としては大歓喜

 

・予選の課題曲について

いくつか、楽曲それぞれの所感や、難所となりうる箇所を紹介します。

 

・1曲目 Redshift(Lv.18)

上記で「3曲目が出来るかどうか次第」みたいな話をさせていただきましたが、そうは言っても前2曲をきちんとPERFECTで揃えなければなりません。ミスなく演奏しきるためにはボタンを捌く能力、ツマミを回す能力どちらについても相応の実力が必要です。

とりわけこの楽曲はPERFECTの達成に対して色々な要素が求められるので、苦手の少ないプレイヤーが強いと言えるでしょう。

難所としては以下のような、ツマミの直後に来るボタンの操作が難しい箇所が挙げられます。ここだけ3連符構成の譜面になっているのもいやらしいポイント。

青いライン赤いラインがそれぞれ左右のツマミの操作部分、その他の色がボタンの操作部分になります)

特に赤いラインが終わった直後のジャラララって来るボタンの操作が難しい

 

・2曲目 crossing blue(Lv.18)

この楽曲はBPM234という速いテンポの楽曲になっており、楽曲の速さについていくための高い集中力が要求されます。

また、片手でツマミを回しながらもう片手でボタンを処理する箇所がかなり多いため、1曲を通して忙しい印象です。

難所としてはその中でも特に動きの激しい箇所。右手でツマミを回しながら、左手でほぼ全てのボタンを行ったり来たりします。

Redshiftに比べて譜面が詰まっていないように見えますが、
BPMが速いので体感はものすごく忙しいです

 

・3曲目 FLügeL《Λrp:ΣggyØ》(Lv.19)

前2曲に比べて単純に譜面が非常に難しいというのもありますが、ひとつのポイントとなるのはBPM変化

譜面が手元に降ってくるまでの速度が曲中にガクッと変わるので、操作だけではなく「視認性」という面での難しさが大きくあります。

難所としてはラストのほうに来るツマミの認識が難しい箇所とボタンの難しい箇所。この楽曲もcrossing blue同様に非常に速いテンポなので、2曲をPERFECT達成した状態の緊張感で正確にツマミ・ボタンを捌けるかが鍵となります。

見た目はきれいでも、今なお多くのランカーたちを苦しめている難所

特に3曲目のFLügeL《Λrp:ΣggyØ》に関してはこの他にも難所は多数あるのですが、一番目立っている難所をピックアップしてみました。これらを全てPERFECTで通すことの難しさが少しでも伝われば幸いです!

 

 

・準決勝、FINALSについて

予選終了後の話ですが、準決勝は東西それぞれで通過した4名の中からFINALSに進出する1名を決める戦いになります。

ルールは1vs1のトーナメント。まずは指定課題曲の中からランダム選曲によるバトルで2名が勝ち上がり、その2名がそれぞれ指定課題曲の中から2曲ずつ選曲してプレイ、合計スコアの高い方がFINALS進出となります。

 

ランダム選曲にも強く、かつ自分の得意な楽曲も磨かなければならないというのはもちろんなのですが…。

ポイントとしては「指定課題曲の中から」という点で、この課題曲群がどのようなレベル帯になるかがひとつの争点となります。

いわゆるSOUND VOLTEXにおける高難易度譜面と言われるLv.19以上の楽曲は100曲を超えており、その対策をするだけでも大変なのですが…

そこにもしLv.18の楽曲が入るとすると楽曲数は500を超えるため、全ての楽曲を穴なく対策するのはほぼ不可能に等しいです。もちろん「指定課題曲」がそのレベル帯全ての楽曲になるとは限りませんので、このあたりは後日発表の課題曲リストが楽しみです。

 

また、FINALSでは進出したプレイヤーそれぞれの指定した課題曲に加え運営指定の課題曲1曲での対戦になるということですが、そちらも非常に楽しみですね。

SOUND VOLTEXのこういった大会では毎回何かしらのビックリ要素が用意されているので、今回も一筋縄ではいかないような気がしています。一体何が起こるんだ…。

ちなみに私の現状の予選リザルトはこんな感じです。やっぱり3曲目が難しい…。

 

そんなわけで、本日はRed Bull 5G SOUND VOLTEX部門のルールや課題曲について解説させていただきました。この記事を通して、少しでもSOUND VOLTEXに興味を持っていただけたらそれほど嬉しいことはありません。

いちプレイヤーとして大会が非常に楽しみです。まずは予選を出来る限り頑張りたいと思っています!

 

 

【今日のまとめ】
Red Bull 5Gでは多くのゲームプレイヤーがSOUND VOLTEXに注目する
・予選課題曲は全PERFECTのスピード勝負になりそう
・エリア決勝以上は後日発表の指定課題曲次第で大きく戦局が左右しそう

 

ありがとうございました。