ぴこ師匠の音ゲーばなし

音ゲーに関する知識や雑学などを皆さまにお伝えするブログです。

#56:【GF】運指オルタについての考え方2022【攻略】

ぴこと申します。
本日もブログを見に来てくださり、まことにありがとうございます。

 

先日開催されたBEMANI SYMPHONY、めっっっっっっっっちゃ良かったですね………

昼夜両方現地で見させていただいていたのですが、本当に感動しました。特に、Timepiece Phase IIEverlasting Messageの2曲は自分の思い出の曲でもあったので、グッときました。

Blu-rayの発売が待ち遠しいです。

 

 

さて、本日は久々にGuitarFreaks関連の攻略記事を書きたいと思っています。

テーマはズバリ「運指オルタ」についてです。

GuitarFreaksは運指オルタが出来れば出来るほどスキルがどんどん上がっていくゲームですので、このテーマについては、多くの方が攻略方法について知りたかったのではないかと思います(本当か…?)

 

ただ、今回攻略方法をお伝えするにあたって、私は少し悩みました。

というのも、自分の記憶を振り返ったときに、当時のGuitarFreaksは3ボタンであったことと、運指オルタは割と「気が付いたらできるようになっていた」側面が強かったので、皆さんにうまいアドバイスができるかどうか不安だったのです。

 

なので、私が昔どういうプレイスタイルをしていたかの記憶を頼りにしつつ、なるべく今の5ボタンのGuitarFreaksに即して攻略方法を言語化していければ、と思っています。

人によってはあまり同意できない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、上達への道筋は必ずしも1つではないと思うので、「そういった考え方もあるんだな」と思って読んでいただければ幸いです!

 

 

・運指オルタの基本

運指オルタとは、GuitarFreaksをプレイするにあたって「左手で運指をしながら右手をオルタネイトピッキングで捌くこと」を指します。略して「運指オルタ」です。

 

「オルタネイトピッキングについては昨年の2連オルタ・3連オルタの記事で触れていますので、ぜひそちらもご覧ください。

picoquality.hatenablog.com

 

例えば、曲中にこんな譜面があったとしましょう。

この真ん中の3連の「RGB」の部分をピッキングの下上下で取ること、これが「運指オルタ」です。

 

もちろん、上記のような譜面であればダウンのみで捌いてしまう、という方も多くいらっしゃるかもしれません。

ただし、BPMが速かったらどうか?3連ではなく5連や7連だったら?ということを考えると、運指オルタという技術が備わっているに越したことはない、というのがわかると思います。

 

ダウンで運指がある程度捌けている方にとって、やはり運指オルタのネックは「アップピッキング+運指」になると思うのですが…

実際のところ、「考えるのは左手のことだけで良い」場合がほとんどです。

 

運指オルタが出来ている状態は、ほぼ「右手を意識していない状態」と言うことが出来ます。

下の2つの譜面を見てみましょう。譜面の形は違いますが、右手は全く同じ動きになります。難易度を上げている要素は左手です。

 

なのでこういった譜面を捌く場合は、「右手と左手をどちらも考えないといけない」から、ほとんど「左手の動きに意識を向ける」ということを考え方の基本としましょう。

イメージとしては、左手をノーツに合わせて1個1個押し直すような感じです。

右手は同じ動き

 

・練習方法と意識

つづいて、練習方法と意識をお伝えします。まず練習方法については、以下の3点を軸に練習していきましょう。

①まずは3色の階段から慣れる

②BPM100-120の16分音符くらいを目安にする

③SUPER RANDOM(スパラン)を使用する

 

また、意識として気をつけたいのは次の2点。

④最初の2ノーツないしは3ノーツを意識する

⑤出来ない期間が多くても焦らない

 

ひとつずつ解説していきます。

 

①まずは3色の階段から慣れる

いきなり4色混じりの運指オルタと向き合うのは難易度が高いので、まずは3色でオルタをしているような譜面と向き合いましょう。

GuitarFreaksの運指オルタは4色になった途端に「左手小指を使う」「スライドを入れる」のどちらかが必須となるため、難易度が跳ね上がるからです。

 

となると、運指オルタの入りとして有効なのは「CLASSIC譜面」です。

難易度の高いものは複色が混ざってきてしまい難易度が高いので、Lv.6.00前後のADV譜面あたりを選ぶと良いかなと思います。

オススメはPurple Storm(ADV-B)です。右手のリズムが分かりやすく、かついろいろなパターンの運指が体験できるので、ぜひ先ほどの「左手をノーツに合わせて1個1個押し直す」意識でプレイしてみてください。RANDOMSUPER RANDOMをかけるのも有効です。

 

私は昔、(Vシリーズの話になりますが)THE OCEAN AND YOU(EXT-B)をしょっちゅう練習用譜面として使っていました。

この譜面はXGに移植されても3色階段ばかりなので、少々BPMは速いですがとても練習になります。

曲も良いですし、これからの季節にピッタリなのでよろしければぜひチャレンジしてみてください!

どちらもBass譜面なのでお間違えのないよう。左はGuitarでやったら大変な目に遭う

 

 

②BPM100-120の16分音符くらいを目安にする

プレイする楽曲のBPMについて。遅すぎても速すぎてもやり辛いので、このくらいが目安です。出来るようになったらだんだんBPMを上げていきましょう。

Elemental Creation(EXT-B)Orbital Velocity(EXT-G)あたりがBPM帯としては丁度良いです。後者は4色がふんだんに使われてて難易度が高いのですが、BPM的な慣らしとしてはベスト。3色の運指オルタに慣れてきたらぜひ!

 

 

③SUPER RANDOM(スパラン)を使用する

GuitarFreaksの運指オルタの練習について、SUPER RANDOMをかけることはひとつの有効な方法です。

SUPER RANDOMをかけたとしても本当に無茶な配置(いきなりRからPに飛んだり、RとPの同時押しをさせられたり)は降ってこないような仕様になっています。

 

このSUPER RANDOMについて、運指についてはいわば筋力トレーニングの位置づけになります。やればやるほど運指力はついていきます。

難易度は跳ね上がりますが、上記のBPM100というラインから少し下げても良いので、オプションに付けてプレイしてみると良いかもしれません。

 

ただし、運指オルタの練習目的でSUPER RANDOMをかけるにあたってはいくつか注意点があります。

まずもともと複色で構成されている譜面についてはあまり運指オルタの練習になりません。配置が難しすぎて他の譜面に応用が利きづらいからです。Lv.9台後半でもそういった配置はあまり見受けられません。

また、「SUPER RANDOM特有の配置」がけっこう来るので、総合的な運指の練習にはなりますが、運指オルタ全体というよりもむしろ「SUPER RANDOMがうまくなる」という結果に繋がりやすいです。

高速オルタ系の楽曲もあるGuitarFreaksでは常にSUPER RANDOMがかけられるわけではないため、正規系の配置にも対応できるように満遍なく練習した方が良い、ということです。筋力トレーニングはほどほどに!

 

まとめると、単色運指に寄った譜面であれば運指オルタの練習にSUPER RANDOMが有効になる、ということになります。

先ほど挙げたElemental Creation(EXT-B)Orbital Velocity(EXT-G)あたりは、「複色があまり来ない」「BPM的にちょうど良い」といった観点から、SUPER RANDOMをかけることによって運指オルタの練習に使えます。

 

ちなみに私はあまり5ボタンになってからSUPER RANDOMを使用することはしていませんが、理由としては少し特殊で、「KACなどの大会の場では正規譜面を求められることがほとんどだった」からです。

ただ、スキル上げについてはSUPER RANDOMという選択肢があるに越したことはないので、うまくなっておくと楽しい技術ではあります!

 

 

つづいて意識の話についてです。

 

④最初の2ノーツないしは3ノーツを意識

特に4連以上の運指に有効なのですが、2連/3連オルタのときと同様に、「最初のほうのノーツを意識する」ということをやっています。

 

先ほどの譜面に立ち返って考えてみます。

 

ここで難しいと感じるのはやはり「G + アップピッキング」の部分になるかと思うのですが、その部分をきちんと取るために、Rを離してGをはっきり押す、ということを最も意識します。

そうすると次のノーツは「B + ダウンピッキング」のみになりますので、通常の単押し+ダウンピッキングと一緒の意識で向き合うことができます。

上記は若干理屈っぽいのですが、要は数ノーツでリズムに乗っかってしまえば、あとは同じリズムで指を動かすだけ、ということです。全く同じことを2連/3連オルタの記事でも言った気がします。

 

2ノーツ目までしっかり取ることに慣れたら範囲を3ノーツ目まで広げていきましょう。

どんな運指オルタでも、最初の「テレテ」というリズムが問題なく取れるようになれば、かなり成功率が上がります。

 

 

⑤出来ない期間が多くても焦らない

最後に、メンタル面での話です。

これはどんな音ゲーでも新しい技術を身に着けるときにありがちなことですが…

いわゆる「出来ていた譜面が全く出来なくなる」ということも発生します。そこで折れずに頑張れるかどうか、というのがけっこう重要だったりします。

 

また、運指オルタの習得には時間がかかります(個人差はありますが)。

私の場合は全然運指オルタができない期間を経て、1ヶ月くらいしたある日、突然成功率が跳ね上がった経験がありました。

成果には見えていなくとも実力は確実についているはずですので、めげずにオルタで取る練習をしていくのが吉。

GuitarFreaksの高難易度譜面は「運指オルタが身についていないと出来ない譜面」というものが多く存在しますので、それが段々切り崩せるようになっていく感覚はとても楽しいです。そのあたりがモチベーションになると強いのかなと思います!

 

あとはとにかく、私は運指オルタに固執せずに色々な曲をやっていました。

なんだかテーマを根底から覆してしまうようですが、運指オルタの練習だけでは疲れてしまうと思いますから、練習は何クレかやる程度にして、いろいろなパターンの楽曲と向き合うのがモチベーション維持には良いと思います。

少しずつ出来るようになってきたかも?と思ったら、その普段のプレイで運指オルタを混ぜつつ応用していきましょう。

先日、Deluxe解禁曲も追加されたことですし、未解禁曲を解禁しながら、ぜひ色々な曲をプレイして可能性を広げていってください!

 

みなさんの運指オルタライフが良いものになることを願っています。

 

 

【今日のまとめ】
・運指オルタは左手の動きにほとんどの意識を向ける
・最初は3色の運指、BPM100-120くらいから!
・練習だけに向き合うと辛いので、ほどほどにやりましょう

 

ありがとうございました。