#53:【SDVX】ジャンルについて考察する(答え合わせ編)【コラム】
ぴこと申します。
本日もブログを見に来てくださり、まことにありがとうございます。
ゴールデンウィークがスタートしました。この1週間でプレイする機種の更新が続々とありましたので、じっくり解禁等進めていきたいと思っています!
中でも一番大きかったのは4月25日(月)に実施されたSOUND VOLTEXの更新で、新要素がドドンと追加されました。いわゆるボルテIIIのときにあった2nd Season的な立ち位置です。
最も大きな新要素と言うべきアリーナバトルモードについては初日からさっそく楽しませていただいており、ランクもUになりました。
所感としては全体的に本当に面白く、相手によって色々と選曲を試行錯誤したり、バトル効果で自己ベが出せたり、意外な譜面が飛んできて大事故を起こしたりしています。楽しいです。
個人的には楽曲単位のリザルトが欲しいとか、(特にEXスコアで勝負するULTIMATE MATCHにおいては)IIDXのような勝ち点制にしたほうが戦略性が出て面白い試合が展開できそう、みたいな意見を持っているのですが、まだアリーナバトル自体始まって間もないので、今後このあたりは少しずつ調整されていくんだろうなと思っています!
また時間帯・クラスによってはそもそも他のプレイヤーとマッチングすることが難しいと思いますので、何か時間帯を合わせてオンラインマッチングに入るためのイベントみたいなものを考えています。
続報は近日公開しますので、私のTwitterをチェックしていただけるとありがたいです。
さて、SOUND VOLTEXの大型アプデではもう1つ、前回の記事で触れたことが現実になりました。
譜面ごとのエフェクトレーダーの実装です。
前回の記事ではBPLのSDVX部門ルールについての考察をしておりましたが、そちらではボルテで譜面ごとにジャンルをつけたらどんな感じになるのか、というのを勝手に予想していました。
まさか記事を書いてからたったの1週間で現実になるとは思っていませんでしたが…本日はこちらの答え合わせをしていきたいと思います。
まず、上記の記事で私が出していた予想は以下のようなものでした。
SOUND VOLTEXでは、
「NOTES」「PEAK」「HI-SPEED」「LONG」「ANALOG」「SOF-LAN」
あたりがジャンルとして該当するのかなと思います。
そして、実際のジャンル一覧はこちらです。
あんまり当たらなかった。
NOTES、PEAK、TSUMAMIあたりは予想していた通りですが、他の3つが思っていたよりも片手処理側に寄っていたというか、細分化されていたような印象です。
出張系の譜面はHAND-TRIPとして1ジャンルとして数えられるのですね…!あまり譜面数が多くないかな?と思っていたのでLONGやANALOGに所属するいわゆる「脱法」系になると思っていたのですが、なるほど逆側に降ってくるノーツという括り方をすれば1つのジャンルとして成立しそうです。ONE-HANDとの住み分けがどうなるんだろう?というところ。
意外だったのはTRICKY。ソフラン、縦連、視点変化あたりが一緒くたになっていました。ソフラン縦連はともかく、視点変更系が完全に盲点でした。VALLIS-NERIAとか大変なことになってそう。
アプデ後、既存の楽曲についても上記のジャンルに当てはめて譜面ごとのレーダー値が算出されていましたので、軽く調査をしてまいりました。
例えばLv.20の楽曲のレーダーをそれぞれ調査したところ、最も大きいのは以下のジャンルでした。
Lachryma《Re:Queen'M》:NOTES/PEAK(同じくらい)
iLLness LiLin:NOTES/PEAK(同じくらい)
HE4VEN ~天国へようこそ~:PEAK
WHITEOUT:PEAK
FIN4LE ~終止線の彼方へ~:PEAK
I:PEAK
Xronièr:PEAK
ΣmbryØ:NOTES/PEAK(同じくらい)
*Feels Seasickness...*:PEAK/HAND-TRIP(同じくらい)
ΣgØ:NOTES/PEAK/ONE-HAND(同じくらい)
* Erm, could it be a Spatiotemporal ShockWAVE Syndrome...?:TRICKY
666:TRICKY
VVelcome!!:NOTES/TRICKY(同じくらい)
MAYHEM:PEAK
《Re:miniscence》:NOTES/PEAK(同じくらい)
XHRONOXAPSULΞ:PEAK
MixxioN:NOTES/PEAK(同じくらい)
予想通りというか、Lv.20だとやはりPEAKが圧倒的に強いです。瞬間風速の高さがそのままレベルに直結している節はありますのである程度仕方のないことかなと。
意外だったのは*Feels Seasickness...*、VVelcome!!あたりです。前者はTRICKYが一番高いと思えばそうでもなく、むしろTRICKYは下から2番目の大きさでした。
後者についてはあまりTRICKYの要素を感じていなかったのですがこの位置に(考察は後述)。
Lv.19についても全ての楽曲のレーダーについて調査してみましたが、傾向としては同じような感じでした。いくつか気になった点を分析してみたいと思います。
・TRICKYの高い譜面について
Lv.19では、777、Elemental Creation、竹、BAYONEX、TENKAICHI ULTIMATE BOSSRUSH MEDLEYあたりがTRICKY譜面という評価になっていました。
長い縦連の存在する譜面はそれだけでTRICKYが爆上がりするような感じになっているようです。Calamity TempestやZEUS、CLAMAREなど一部だけ縦連が存在するような譜面もTRICKY値が高かったです。
A Lasting PromiseのTRICKY値が高くなく、BAYONEXのほうはとても高かったところを見ると、高速の交互押しはTRICKY要素として評価されておらず、むしろ同時押し8分のほうが縦連という判定になり、要素として評価されていそうです。
つまるところ、同じレーンに連続で降ってくる個数が多ければ多いほどTRICKYが高い、という判定になっているんだと思います。そう考えると、VVelcome!!がTRICKYだったのもうなずけます。
ソフランとしても竹がTRICKYだったところを見ると評価はされていそうですが、音楽 -resolve-やRedshift 2nd IgnitionはTRICKYが高くなかったので(一番高いのはそれぞれONE-HANDとPEAKでした)、ソフランの回数というよりは振れ幅やBPM変化箇所の持続時間が大きく作用していそうです。
船酔いもBPM248の箇所が曲の大多数を占めているから、と考えるとしっくり来ますね。
全体的なところを見ると、ソフラン楽曲のイメージが強いENDYMIONですらTRICKYが一番高いわけではなかったので、ソフランよりは縦連に持っていかれるようなイメージでした。
・ONE-HANDとHAND-TRIPについて
正直けっこう似ている要素だなと思っていましたが、結論から言うと、HAND-TRIPの高い譜面はONE-HANDも相応に高いです。ただし、ONE-HANDが高い譜面はHAND-TRIPも高いかと言われると、その限りではありません。
鍵盤系・総合力系でも片手処理が多めの譜面はONE-HAND値が高くなるようです。
Last Resortの片手がこんなに高いのは意外でしたが、最初の三角押しや後半の直角+8分がレーダーを大きくしている要素なのかな、と思います。
2 Beasts UnchainedはHAND-TRIPよりONE-HANDのほうが高かったです。出張系だと思っていたのですが、それよりもラストの方の片手16分のほうがインパクトが強いからでしょうか。
Ghost Family Living In Graveyardはイメージ通りですね。1曲を通して出張が多いので、HAND-TRIPの最たる例だと思っています。
CLAMAREは要素が多すぎてレーダーが巨大になっていますが、逆側にチップが大量に降ってくるという意味でこちらもHAND-TRIPのイメージです。
まとめると、レーダー値の決め方としては、ONE-HANDの要素の中にHAND-TRIPがほぼ含まれているようなイメージでしょうか。
HAND-TRIPが高いのにONE-HANDが低い譜面は19以上だと該当がなかったように思います。もう少し調べてみようかな、と思います。
・レーダーの大きさについて
また、必ずしも「レーダーの大きさ=譜面の難しさ」にはならないようです。上記で書いたようなことがそのままレーダーの大きさを上げる要因になっていそうなので、そういった譜面に該当はしないけれども難しい譜面はあまりレーダーが大きくなりません。
ロング絡みとか高BPMによる難しさとか、そのあたりは評価されづらそうな感じです。
どこかの要素に振り切れていると危険、というのは言えますが、そうではないからといって簡単とは限らないので、このあたりは注意が必要かもしれません。
・ジャンル分けについて
BPLに向けて気になるところといえばやはり楽曲のジャンルの分け方ですが、単純に「最もレーダー値が大きいジャンルがそのまんま楽曲のジャンルになる」とは考えにくいのかな、と思っています。
前回の記事でも振り分けについては少し触れましたが、あらためて今回調査して見てみるとNOTES/PEAKの曲数が圧倒的に多くなってしまいます。
それなので、たとえ3番目・4番目に高いレーダー値になっていたとしても、NOTES/PEAK以外のジャンルの楽曲として取り扱われることもあるのかな、と思っています(特にソフラン系などはほとんどTRICKYに行くと思っています)。
全体的に見ると、私の得意分野としてはわりとONE-HANDやHAND-TRIPに寄るのかな、といったところでした。
なんにせよ、BPLを目指すにあたってはどの要素もまんべんなく出来ないといけないとは思うので、このエフェクトレーダーを「自分がどの要素に寄っている譜面が苦手なのか」を把握するためのものとして捉え、練習メニューの参考にするというのが良さそうです。
また続報があれば引き続き調査結果は報告していきたいな、と思っています。
正しくエフェクトレーダーを使って、良きボルテライフを!
【今日のまとめ】
・ジャンル分けは片手処理に寄った形になった
・TRICKYは縦連が最も評価されていそう
・必ずしもレーダーの大きさ=譜面の難しさではない
ありがとうございました。