ぴこ師匠の音ゲーばなし

音ゲーに関する知識や雑学などを皆さまにお伝えするブログです。

#52:【SDVX】BPLのルールとジャンルについて考察する【コラム】

ぴこと申します。
本日もブログを見に来てくださり、まことにありがとうございます。

 

この2週間で本当に色々な動きがありました。

まずはBEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2- beatmaniaIIDX部門のドラフト会議の開催。全8チーム、32名の選手がプロプレイヤーとして活動をすることになります。

既に各チームで配信が始まっており、熱量は既に昨年のBPL2021よりも高い感じがします。

最初の試合は6月29日(水)に配信ということですが、正直待ちきれませんw

SDVX部門のほうも控えておりますので、そちらの準備をしつつ待ちたいと思っています…!

 

また、昨日4/15(金)には、レッドブル・ジャパンが主催する大規模eスポーツ大会Red Bull 5G」の発表がありました。

あまりに突然の告知でびっくりしておりますが、そちらの大会になんと我らがSOUND VOLTEXが参戦することになりました。すごい!!!!!

 

こちらは5月19日からオンライン予選を開催。通過した東西エリアの4名がそれぞれエリア決勝を行ったのち、東西代表者1名ずつで9月に決勝大会を行うといったルールです。

課題曲は未定。予選通過枠は東西4枠ずつということで正直めちゃめちゃ厳しいと思っていますが…出来る限り頑張りたいです。

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これは1月に新発売したBIG RedBullです

 

そんなeスポーツ化の波に乗って(?)、今回はBPL関連の話題です。

今後BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-においてはSDVX部門が開催されていきますが、ルールとジャンルはどうなっていくのか?どのようにしたら試合が盛り上がるのか?を自分なりに考えてみました。

あくまで予想というか「こういうルールだったら面白そう」という視点なので、読み物としてお楽しみください。発表されたルールが全然違う可能性はありますので悪しからず!!w

 

 

・ルールについて

基本的にはIIDX部門のルールを踏襲する形になるかな、と思っています。4人1チームかつ各選手にはコストが存在し、先鋒/中堅/大将を各試合にて選出して戦う、というあのスタイルです。

そこで戦略が生まれる可能性があるのが面白いというのと、既にIIDX部門ではその形式でBPLが盛り上がっていることが要素として大きいです。(変わるとなった場合にどういう形式になるか全然予想ができないというのもありますが…笑)

詳しくはBEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-の公式サイトをご覧ください。

p.eagate.573.jp

 

ただ、前提としてSOUND VOLTEXの素スコアには1000万点という理論値が存在し、その理論値はIIDXに比べて判定が甘い分達成されやすいスコアになっています。

 

KACなど今までの大会では基本的にLv.18以上の楽曲しか対象にならないため素スコアでも差はついていたのですが、BPLのようにレベル帯を幅広く取ろうとすると、特にLv.17くらいまでの楽曲においては、BPLに出るレベルの選手からすればPUCが続出してしまって差がつかないのかな、と思っています(もちろん本番の緊張などのデバフもあると思うのですが)。

そのため、S-CRITICALを採用したルールになっていきそうだな、と考えています。

 

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IIDXでは「指定A(精度勝負)」「指定B(技術勝負)」それぞれのレベル帯がありますが、SOUND VOLTEXの試合については、以下のように設定されると幅が出て面白いのかな、と思っています。

 

指定A(S-CRITICAL付きのEX SCOREの高さで勝敗を決定)

先鋒 Lv.16-17
中堅 Lv.17
大将 Lv.18

 

指定B(素スコア(1000万点満点)の高さで勝敗を決定)

先鋒 Lv.17
中堅 Lv.18
大将 Lv.19-20

 

指定AのほうはいわゆるSクリ精度勝負になります。PUCを達成できるだけでは不十分で、より高いEXスコアを達成できるような楽曲を各選手は選ぶことになるのかなと思います。

かたや、指定Bのほうは従来のスコアでの勝負になります。先に述べた通り生半可な楽曲では相手にPUCを出されてしまう、という展開になるかと思いますので、選手的には癖の強い、PUCが達成されづらい楽曲を選ぶことになるのかなと思います。

 

 

・楽曲ジャンルについて

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続いては選曲についてですが、SDVXもIIDX同様楽曲数が非常に多いので、IIDXのように楽曲をジャンル分けした上で試合に幅を持たせるのかな、と考えました(上記はIIDXの楽曲テーマです)。

 

SOUND VOLTEXでは、

「NOTES」「PEAK」「HI-SPEED」「LONG」「ANALOG」「SOF-LAN」

あたりがジャンルとして該当するのかなと思います。

イメージがつきやすいように各ジャンルの説明と、実際の譜面例を挙げていきましょう。

 

・「NOTES(鍵盤系)」

IIDXと同じジャンル名にはしましたが、SDVXの場合はBPM帯やつまみ地帯の多さでCHAIN数が変わってくるので、総ノーツが多い譜面というよりは、いわゆる通常の単押し鍵盤(BTチップ、FXチップ)の多い譜面がここに所属します。

どちらかというと他のジャンルのほうが尖っているというか分類しやすいので、どこにも分類しづらい譜面はNOTESに吸収されるような感じになるかもしれません。

例:Quietus Ray(EXH)、freaky freak(GRV)、準備運動(MXM)、Yum Yum Sweetie(MXM)など

 

・「PEAK(瞬間最大風速)」

こちらはIIDXと同じようにノーツの瞬間密度が高い譜面が所属するイメージです。

いわゆる「レベルの割にPUC難易度が高い」ものはこのあたりに入ってきそうですね。縦連のある楽曲などは密度自体が高いわけではないですが、体感として非常に難しいのでPEAKに入ってきそうです。

例:Ganymede kamome mix(EXH)、HAELEQUIN(EXH)、キュリオシティ(MXM)、All for One(MXM)など

 

・「HI-SPEED(高BPM)」

ここはSDVX特有のジャンルにしてみました。IIDXでいうとCHORD(同時押し)というジャンルが存在するのですが、SDVXはレーン幅が狭い分同時押し譜面自体にインパクトが薄いということもあり、じゃあボルテらしさでひとつジャンルを付けるとしたら…ということで高BPM楽曲が所属するようなジャンルを選びました。

楽曲の割合的に、基本的にはBPM210以上が含まれると良いかなと思います。最近の譜面が多くなりそうですね…w

例:Apocrypha(MXM)、clear:wings(MXM)、Bangin' Burst(EXH)、Legendary Road(MXM)など

 

「LONG(ロング拘束)」

いわゆるIIDXでいうCHARGEの枠に該当します。SDVXは基本的にほぼ全ての譜面にLONGオブジェクトが含まれているので、BT/FX問わずロングの多い譜面や拘束が厳しい譜面を所属させるイメージです。

LONG押しながらトリルさせられる、みたいなものはこのあたりに入ってきますかね。いやらしい!!

例:Chocolate Planet(MXM)、All Clear(MXM)、Cepheus(MXM)、ECHIDNA(MXM)など

 

・「ANALOG(つまみ操作)」

これは分かりやすいと思います。いわゆるつまみ譜面です。

1曲を通してつまみ譜面でなくとも、つまみ的な難所が大きく試合結果を左右するような譜面はここに該当するのかな、と思います。

例:Pet Peeve(EXH)、香港功夫大旋風(GRV)、C18H27NO3(HVN)など

 

・「SOF-LAN(BPM変化)」

こちらも分かりやすい…。BPM変化を持つ楽曲が属します。

全てのBPM変化系がここにおさまるというわけではなく、ある程度のBPM変化回数がある/BPM変化の幅が大きい楽曲が該当するイメージです。

例:continew(EXH)、冥天・ヘメロカリス(EXH)、Puberty Dysthymia(MXM)など

 

 

全体を通して、そこそこ均等に楽曲を分別できるとしたらこんな感じなのかな、というジャンル分けでした。

NOTES/LONG/ANALOGがそれぞれリザルトの「CHIP/LONG/VOL」に該当するのでそのあたりをCHAIN数の占める割合で振り分けて、そこからPEAK/HI-SPEED/SOF-LANを抜粋していくような形で決めていくとやりやすいのかな、と思いました(もう振り分け方の部分まで分析する人)

 

ただし、Lv.19-20はかなりの割合でHI-SPEEDジャンルに属してしまうことになるので、このあたりは少し線引きが難しいかもしれません。

例えばLv.20の楽曲で言うと、「ΣmbryØ」はNOTES「Xronièr」はPEAK「I(MXM)」はANALOGに所属するようなイメージ。「iLLness LiLin」「666」などは流石にHI-SPEEDだと思いますが…w

 

 

・まとめ

今回はBPLのSDVX部門が待ちきれずにこういう考察をしてみましたが、特に楽曲のジャンル振り分けを考えるのは楽しいものでした。

今後IIDXとSDVXのほかにDDR部門も開催されていきますが、そちらもジャンル分けをするということになれば、また違った分け方になっていくことでしょう(DDRは頻繁にBPM変化するイメージなので、SOF-LANがなくなったりとか)。

 

必ずしも実際のルールやジャンル分けが上記の考察のようになるわけではないと思うのですが(そもそもジャンル分けがあるかどうかすら分からないし)、なかなかワクワクするルールが敷けたのではないかな…と思っています。実際にルールが出たら比較もしてみたいですね!

 

 

【今日のまとめ】
・S-CRITICALつきとそうでないスコア勝負両方が採用される?
・ジャンル分けはボルテ特有の高BPM楽曲あたりが採用される?
・実際のルールがどうなっていくのかは非常に楽しみです

 

ありがとうございました。