ぴこ師匠の音ゲーばなし

音ゲーに関する知識や雑学などを皆さまにお伝えするブログです。

#51:【IIDX】第2回レジャーランドべあー杯【コラム/大会】

ぴこと申します。
本日もブログを見に来てくださり、まことにありがとうございます。

 

お久しぶりです、お待たせして申し訳ありません。

私生活のほうが多少忙しかったり今日これから記事に書くべあー杯への対策で音ゲーを頑張っていたりして、ここ3週間ほど更新できておりませんでした。

毎週の更新ではなくなると言いつつも、たまにはちゃんと記事を書いていきたいな、と思いました。

 

ここ3週間でいろいろあったかと思うのですが、個人的にはBPLS2のドラフト候補選手が公開されたのと、オリジナルグッズキャンペーンが大きな出来事でした。

私の地元のゲーセンでは、IIDXは現状緋浮美e-passのみ売り切れが発生している状況、SDVXはオリジナルタオが売り切れそうな状況です。

どうせプレイ回数はめっちゃ積むので、まったり集めていきたいと思います。

 

 

さて先日、べあーさん主催の「第2回レジャーランドべあー杯」に参加してきました!

かなり頑張って対策をしたので、前回のべあー杯同様、どういう対策をしたか・本番での心境などをお話させていただきたいと思います。

前回のべあー杯レポート記事はこちら!

picoquality.hatenablog.com

 

また、第2回レジャーランドべあー杯の放送アーカイブも合わせてどうぞ!!

www.youtube.com

 

・ルールについて、前日までの対策

今回の大会では、BPLと同じく「先鋒」「中堅」「大将」に分かれて、全6チームのメンバーが3チームずつに分かれて各ブロックで総当たり戦を行い、獲得ポイントを競う形式でした。準決勝進出は4チーム、決勝進出は2チーム。決勝のみ5試合を行うというBPL ZEROスタイルです。

AブロックとBブロックで難易度帯が違ったので、どっちのブロックを選ぶか?というところから戦略が発生します。Aは中堅Lv.10の大将Lv.11、Bは中堅Lv.11の大将Lv.12。

 

また今回は事実上、事前にチームを組んで応募するというスタイルで、前回のべあー杯のように「当日にドラフトを行ってチームを組む」というルールではなかったため、ある程度対戦相手の対策が可能な状態での本番となりました。

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今回も自分のクプロが一番かわいい

今回は、10年来の友人であるU76NERさんと、日頃からお世話になっているNORIさんと3名で「中間管理職ーズ」というチームにて参戦させていただくこととなりました。U76NERさんは同じ会社の別チームでそれぞれリーダーをやっているのでガチの中間管理職、NORIさんは見た目が中間管理職っぽいということで…。チーム名は即決でしたw

BPL2021でプロとして活躍されていたお二方に挟まれて相当贅沢だったのですが、同時に足を引っ張ってしまわないかというプレッシャーもありました。

 

今回のチームは3名とも魔法使い系、いわば「変な武器曲を持っていって相手に嫌がらせをする」ことに特化したプレイヤーが揃ったので、全体的な対策としては自分の選曲をきっちり磨いていく方針でした。

ただしそれだけでは引き分けに持ち込むことはできても勝利に持っていくことはできないので、「いかに相手の選曲をブレイクできるか」にかかっていました。

 

まずはどの試合がどのジャンルになるかの抽選からスタート。先ほどルールにも記載したとおりAブロックとBブロックでレベル帯が違ったのですが、うちのチームとしては「AブロックにSCRATCHないしはSOF-LANが固まってくれたほうが嬉しい」という意見でした。

理由は単純で、チームメンバーが相手の選曲をブレイクできる可能性がAブロックの難易度帯のほうが高く、かつ私がLv.12でほぼ使い物にならないからです・・・。

Aブロックのほうに癖の強いジャンルが固まってくれれば他チームはあまりそちらを選びたがらないでしょうし、希望も通りやすそうだな、と感じていました。

 

結果です。

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全くその通りになりませんでした。ほぼ全部右行った。

 

続いては各チームで希望を出して、AからFまでのどこに所属するかを決めていきます。

ジャンルの偏りだけで見ればうちのチームはBブロック向きですが、先述の通り私がLv.12で(略)なので、Aブロックを希望したうえで脱法曲(癖のないジャンルに居ながらSCRATCHやらSOF-LANやらの要素が求められる楽曲)を投げていこう、という作戦に切り替えました。

 

結果です。

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全くその通りになりませんでした。うちのチームも右行った。

 

他のチーム含めチームメンバーが出揃ったときに、当たりたくないなと感じたのが「単発を練習」チームと「くるみちゃんファンクラブ」チームでしたので、正直結果としては最悪の部類。ジャンルがうちのチーム向きなのがまだ救いでしたが、それでも勝てる自信はまったくありませんでした。

 

その後、「オーダーを当日発表にするか事前発表にするか」というアンケートでもうちのチームは「当日発表のほうが良い(チームの特性上、手の内がバレない方が戦いやすい)」という意見を出したのですが、それも多数決で事前発表になってしまい、割とどんどん追い込まれていきましたw

ただまあ、事前発表だったことで「当たる可能性のある相手のスコアを調査する」という部分は楽にはなったのかな、と思います。

 

 

・試合のテーマと選手の割り振り

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ということでうちのチームの試合、ジャンルはこのような感じでした。NOTESが曲者すぎる。

まず第6試合の先鋒SOF-LANNORIさんで即決。どの曲を投げようか本番直前まで迷っていた模様です(???)

次にSCRATCHが2試合ありましたが、U76NERさんで得意譜面傾向(SCRATCH)が被っていたので、そこをどうするかを決めました。

結果、が一番得意なレベル帯・ジャンルである第5試合先鋒のSCRATCHに出場させてもらうことになり、第6試合大将のSCRATCHU76NERさんに決定。

あとは第5試合の大将NOTES(Lv.12)の押し付け合いです・・・。色々と候補曲を試した結果NORIさんが一番自選を通せそうだよねということになり、お願いすることにしました。中間管理職からのパワハラではありません。

 

前回のべあー杯まとめ記事でも書きましたが、BPLのルールでは「7ポイント取れば勝利」なので、先鋒・中堅・大将でそれぞれ自選を取りつつ、どこかで2タテすれば勝利です。

相手チームの実力を鑑みたときに、うちのチームが中堅以上で2タテするのはかなり厳しいだろうと考えていました。

なので先鋒SCRATCHという希望ジャンルを任せてもらえたものの、割とそこでの2タテは必須くらいに考えていたため、引き続き胃を痛めながら対策をすることになります。

 

 

・第5試合 :先鋒SCRATCH(Lv.8-10)

ここからは各試合への対策について軽く触れていきます。対戦相手はKIDO.選手。BPLS2のドラフト候補選手として選ばれている方です。

KIDO.選手が対戦相手と決定する前から相手のチームメンバー的に彼が出てくるだろうなとは思っており、そわそわしながらたびたびライバル登録をしてスコアをチェックしていました。(逆ライバルからバレないようにスコアだけチェックしたら即ライバルを外したりしておりましたが、結局あまり意味はなかったようです・・・w)

対象楽曲の自己ベストはKIDO.選手でかなり近かったので本番力勝負になるだろうと思い、必死で1曲1曲の安定感を上げていました。自分の一番自信のあるジャンルとレベル帯だったものの、本番前でがっつりスコアを伸ばされて抜かれている曲もあり、本当にKIDO.選手のスコア力の高さを感じました・・・。

 

選曲候補としては本番で実際に投げたHella Deepのほか、Catch MeMidnight Driveあたりも考えていました。ただCatch Meは前回も投げていて、かつ私が相手となればKIDO.選手もきっちり練習してくるだろうなと思っていましたし、Midnight DriveKIDO.選手本番前にスコアを伸ばしてきていた(なんならスコア抜かれてた)ので、ほぼHella Deep一択でした。

 

Hella Deepは32分(いわゆるジャリジャリ)や連皿にハネ、おまけにソフランまでするというスコア難のオンパレードみたいな譜面ですが、正規系が北斗運指向きの配置なので私に向いているかな、と考えての選曲でもあります。

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対策で出たリザルトたち(その1)

KIDO.選手の選曲はNO LIMIT -オレ達に限界は無い-」。この曲は何箇所か要注意ポイントがありますが(あとムービーに癖がつく)、基本的には私の運指で押せる配置だったので正直助かった!!というところでした。

逆に自選のHella Deepのほうが危うい状況に立たされてしまったかなと思います。前半が終わった時点で8点のビハインドでしたので(グラフをチラ見してしまった)、必死で後半を光らせにいきました…。結果的には2曲とも上振れを引けた感じのスコアでしたが、全然負ける可能性もありました。

 

そんなわけでこの試合で勝ち星を上げることができ、チームメンバーの活躍も相まって準決勝の進出が確定。完璧に作戦がハマったというか、何かの要素がひとつでも噛み合わなければうちのチームは負けていたと思うので、本当に良かったです…。もう一度同じメンバーで試合をやれと言われたら結果は変わる気がしています。

 

 

・第6試合:中堅NOTES(Lv.11)

こちらのお相手は8S.選手KIDO.選手と同様、BPLS2のドラフト候補選手として選ばれている方です。彼も昔から超上手なプレイヤーとして有名ですが、最近ではLv.10以上の譜面をプレイしているとかなりの割合で東京都TOPに8S.選手の名前が出てきており、まんべんなくどのジャンルでもこなせるんだなあと思わされていました。

今回の戦いについても正直「何が刺さるんだろう…」といった気持ちでしたw

 

Lv.11は私からすると「まあまあ押せるけど光らせにいけない」くらいの立ち位置。

中堅NOTESは対象譜面数が200を超えており、短期間での全ての対策はほぼ不可能。加えて地力差を考えるとどう考えても8S.選手の選曲は100%ブレイクできないだろうと思っていたため、自選だけを磨いていくスタイルにしました。

 

候補としてはもう2択しかなく、KEYAmor De Verãoのどちらか。自信があるのはMAX-3を出していたKEYのほうでしたが、RANDOMの配置によってかなりスコアがブレてしまっていたため、やや苦手な配置があるものの固定オプションで安定を取れるAmor De Verãoを選曲しました。

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対策で出たリザルトたち(その2)

本番では前半はそこそこ上手くいったものの、後半のジャリジャリ地帯手前の6連符で大きく失点してしまう結果に。ジャリジャリ地帯自体も得意だったのですが全くそこで点差を詰められず、個人的にはあまり振るわない結果になりました。

とはいえ、練習中も大体MAX-45〜50くらいにおさまっていたので、上振れを引けないと勝てなかったかなと思います。

8S.選手が選んだBattle Train -IIDX Edition-のほうは思ったより喰らいつけた感覚があったのですが、やはり8S.選手16分を光らせる力がピカイチで、2タテされる結果になりました。うーん、完敗です!

 

 

・準決勝:先鋒FREE(Lv.8-10)

そんなわけで準決勝に進むことができたのですが、「まずは予選をきっちり勝ち上がらないとね」がうちのチームの合言葉だったので、このあたりはざっくり候補曲を決める程度にしていました。

(私としてはどうせ先鋒になるだろうと思っていたので気は楽でした・・・チームメンバーにおんぶにだっこですみません。)

 

相手チームはAブロック1位通過「96-PIN」で、私の対戦相手はMAKO-G選手。まさかの同じ会社のメンバーです。というかU76NERさんの部下です。こちらもBPLS2の(略)。あれ?俺ドラフト候補に選ばれた人としか当たってなくね?

彼はBPL2021からドラフト候補に選ばれていたくらいなのでIIDXが超上手いのは元々知っていましたが、なんとなくLv.12をバシバシしばき倒しているイメージだったので、正直Lv.10までの難易度で何が得意なのか全くわかりませんでした。もう少しリサーチしておけば良かった!!

 

先述の通りざっくり決めていた楽曲の中で、本番前の練習で安定感があった「恋はどう?モロ◎波動OK☆方程式!!(理系ポップ)」を選曲しました。文系男子が理系女子の楽曲を武器にしてしまい申し訳ありません。

 

まずはMAKO-G選手が選曲したGHOST REVIVALですが、道中で2回くるうんこ地帯インパクトが強すぎてその他の配置をあまり覚えておらず、「確か正規系だったよな…」くらいの思いでオプションを選択しました。

結局のところその選択は間違いではなかったのですが、ここはかなり緊張が出てしまいました。トリルも光らせに行くことができず、たびたび来る皿絡みやジャリジャリで失点を重ね、個人的には悔いの残るスコアとなりました。

とはいえ、MAKO-G選手のスコアを見るとよっぽど上手くハマらないと勝ててなかったかなと思ったので、単純に彼のスコア力と本番力が一枚上手でした。

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GHOST REVIVALのうんこ地帯

自選の理系ポップは約2分間ガチ押しをする曲、いわばボルテ譜面です。

ここは上手くいきました!!GHOST REVIVALで肩の荷が下りたからかもしれません。個人的ベストバウトでしたので、詳しくは是非動画を見てください!!(3:27:15くらいから)

 

その後、96-PINチームうちのチームは自選の取り合いが続き、地獄のサドンデスが開幕。延長含め5試合にわたる長い戦いの末、96-PINチームが勝利しました。いやー本当に全員強かったです。

先鋒までお鉢が回ってこなくて良かった気持ちが3割、もう2曲大会でプレイしたかった気持ちが7割でしたw

 

敗退が決まってしまったあとは決勝戦を見ていましたが、本当に激アツでしたね…!!試合を見ながら何度も叫びました(マスクはちゃんと付けてます)。

個人的には次鋒戦のop.31 叙情副将戦のmosaicあたりがアチアチポイントでした。

 

 

・まとめ

今回は準決勝の延長戦で敗退となりましたが、正直この逆境の中でよくそこまで持って行けたな…という思いの方が強いです。

また、チームメンバー3名それぞれがしっかり見せ場を作れたと思うので、その点もよかったです。特にNORIさんが自選で1-PIN選手からポイントを取っていく姿は本当にカッコよかったです。ファンになりました(?)

 

今回私はLv.11以上であまり戦力になれていなかったので、U76NERさんNORIさんお二方には結構負担をかけてしまったのかなぁと思っています。高難度でもせめて自選くらいは誰が相手でもきっちり通せる武器を用意しておきたいところですね。

それと同時に先鋒戦で取り切ることの重要さも身に染みて感じたので、Lv.10以下の苦手を極力なくす努力をしていきたいなと思いました!

一緒に戦ったお二方には本当に感謝しています。お声がけいただきありがとうございました!!

 

 

また、今回も大会自体の興奮だけでなく、配信画面の豪華さ、タイムキープ力など大会としてありえないくらい完成されている場でした。

一番良かったのは、準決勝で「巻いているから延長の大将戦が同点で終わったら中堅戦に戻りましょう」という展開になったこと。参加者にとっても見てる人にとっても盛り上がる大会にしようというべあーさんの意気込みが感じられて、熱くなりました。

やっぱ大会って楽しいですね。私はIIDXの大会選手としてはまだまだ新参者ですが、今後も頑張りたいです。

主催のべあーさん始め、選手の方々、運営の方々今回も本当にありがとうございました!!

 

 

【今日のまとめ】
・べあー杯でプロ2名とチームを組みました
・今回もなるべく正規/ミラーでプレイできる曲を武器にしていました
・今後もIIDXの大会に参戦していきたいです

 

ありがとうございました。