ぴこ師匠の音ゲーばなし

音ゲーに関する知識や雑学などを皆さまにお伝えするブログです。

#24:【GFDM】18年越しのロング楽曲【曲語り】

ぴこと申します。
本日もブログを見に来てくださり、まことにありがとうございます。

 

7/17-22に開催予定だったKACの延期が発表されました。致し方なしですね。

本来であればこのブログが公開される頃にはGuitarFreaks部門でドンパチやっているところでした…笑


再開催の日程が決まるまで修行を続けるのみなので特にやることは変わりませんが、引き続き、無事開催されることを祈っております…!

 

 

さて、先日7/16(金)より、コナステ版GITADORAにて待望のロング楽曲3曲が収録されました。

 

いずれも昔に収録された楽曲の続編的な立ち位置の曲なので、我々のようなおじさん古参ギタドラプレイヤーテンション爆上げ事案だったのですが、
元の楽曲をあまりご存じない方にとっては何がそんなに凄いのか、いまいちピンと来ないかもしれません。

 

ということで、今回はそのリファレンスとなった元の楽曲がどういうもので、どういった立ち位置で登場したのかを解説していきたいと思います!

元の楽曲はいずれも2003年にギタドラシリーズに収録された楽曲ということで、実に18年ぶりの続編ということになります。え、何18年って……怖……

 

 

・Dreams on the road / BEMANI Sound Team "肥塚良彦"

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元の楽曲は「Dreams in the night」。GF9dm8に収録されたロング楽曲です。

当時、ロング楽曲を遊ぶためにはスタンダードとは別のボーナストラックモードというモードを選ぶ必要があり、スタンダードとは別のENCOREステージが用意されておりました(Dreams in the nightが新曲として収録された作品のボーナストラックモードのENCOREステージは今でもボス曲として君臨しているMODEL DD4です)。

 

肥塚良彦さん(通称:王子)の楽曲はどれも根強い人気がありますが、その中でもDreams in the nightは王子自らがボーカルを務めた最初の楽曲であり、特に人気の高い、往年の名曲です。

いつぞやの公式ライブで聴いたときは涙腺にきました。

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ムービーも素敵。転調と同時に色が付く演出が大変良いです

 

この「Dreams on the road」は、3曲の中で最も正統派続編と言える楽曲に仕上がっています。パーカッションの音がDreams in the nightと同じだ!!と聴きながらテンションが上がっておりました。

 

ジャケットを比べて見ても、数十年後の世界を描いているような印象を受けますね。

歌詞もそんな感じで、Dreams in the nightの頃の出来事を振り返るようなアプローチの楽曲となっておりました。リンクしている部分が多いので、聴き比べると楽しいかと思います。

 

 

・Comme le miel / BEMANI Sound Team "TOMOSUKE" feat. ボンジュール鈴木

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元の楽曲は「pot-pourri d'marmalade」。GF10dm9で収録されたロング楽曲です。

 

今回収録された他の2曲と違うのは、上記が既存楽曲のメドレーだったのに対し、今回の「Comme le miel」は完全に新曲であるという点です。

 

もっと言うと「pot-pourri d'marmalade」の前作には「pot-pourri d'orange」という楽曲があり、それぞれ

「pot-pourri d'orange」MONDO STREETFuri Furi'60Mobo★Moga

「pot-pourri d'marmalade」100sec. Kitchen Battle!!Marmalade ReverieLOVE IS ORANGE

のメドレーになっています。ギタドラのみならず、様々な機種から楽曲を持ってきているのが見て取れます。

 

「pot-pourri d'marmalade」は当時も人気の楽曲でしたが最後のLOVE IS ORANGEパートが難しく、特にドラム譜面は最後殺しにやられてSTAGE FAILEDするプレイヤーが後を絶ちませんでした。

「pot-pourri d'orange」のほうは上記に比べて難易度が控えめで遊びやすいのですが、現行のギタドラでは遊ぶことができません。ついでに復活させてほしいと願っています…!

 

ジャケットのキャラはタルト&タフィ(通称たるたひ)。昔からいるキャラなので、2021年に新規絵が出るとは思いませんでした…。

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たるたひはポップンにもいます。高田馬場在住らしい(初めて知った…)

 

ちなみに曲名のComme le miel、読みは「コム ル ミエル」、意味は「蜂蜜のような」です。TOMOSUKEさんの楽曲は「CHOCOLATE PHILOSOPHY」「mint candy ☆ citrus dropなどお菓子の名前が付くことがあるので、その系譜ということでしょうか。

 

楽曲のほうは、かなりオールドスタイルのフレンチポップという感じで、それこそ1970-80年代くらいのトレンドを地で行っているような印象がありました。

フレンチポップはそれなりに音ゲーにも収録されていますが、こういったスタイルの楽曲は意外とあまりなかったかもしれませんね。大変新鮮で良かったです。

 

 

・永 / BEMANI Sound Team "あさき"

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元の楽曲は月光蝶。GF9dm8で収録された楽曲です。
月光蝶アンサーソングとして登場したのがこの「永」(とこしえ と読むらしいです)。ジャケットは全然違いますが続編です。

 

月光蝶ポップンにも移植されておりますので、知っている方は比較的多いかな?と思います。

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ポップンのほうはなぜかソフランする

 

月光蝶は収録当時から一番人気の楽曲で、かなり遊んでる人が多かった印象があります。
それまでのあさきさんの楽曲「蛹」「ツミナガラ…と彼女は謂ふ」に比べてキャッチーな楽曲・遊びやすい難易度であったことや、ムービーが可愛らしい(?)ことも人気だった理由なのかなと。

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サビ前の「ぽこぽこぽっぽこ」というリズムのスネア?音が非常に印象的

 

さて、楽曲「永」についてですが、月光蝶の要素は踏襲しつつ、最近のあさきさん楽曲の要素も加わった、かなりキャッチーな仕上がりになっていますね。

あさきさんのこれまでの楽曲では「空澄みの鵯と」「水面静かに大地の烈日わたらせて」あたりが近いと感じました。

 

あさきさんの楽曲と言えば歌詞で表現される世界観も魅力のひとつなのですが、まったく聴き取れているか自信がありません…w 早く歌詞が知りたいです。

例に漏れず裏入り多めの高難易度ですが、曲に乗り遅れないように演奏したいですね!

 

 

ということで本日は、コナステ版GITADORAに収録されたロング楽曲3曲について、僭越ながら語らせていただきました。

元の楽曲をこれまで多く遊んでいた方はもちろん、知らなかったという方もぜひこの機会に遊んでみてください!!全国のGITADORAで遊べます。

 

【今日のまとめ】
・王子楽曲は正統派続編の要素強め
TOMOSUKE楽曲はオールドスタイルフレンチポップ
・あさき楽曲は新旧の要素を取り入れたヴィジュアル

 

ありがとうございました。